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79.絶対に助ける ページ31

『うっ……此所は……』


気付くと其処は海が見える丘



そして拳銃を向ける彼







「兄さん………僕は、僕は!」



「僕はでき損ないのお前でも

出来ると思ってしたんだよ?これは

審査だよ」





っ……このままじゃ……大量出血で…







駄目………逃げ………て








「本当に………‘’使えない人形だよ”」




プチン





私の何かが切れてしまう音が聞こえた









そう聞こえると………そこから
私の記憶は途絶えてしまった



___

__

_






『………う………っ』



「どう………して!」




あれ?……どうして……私は
ゆうをかばっているのかな……





あぁ……そうか



漸くわかった








『………貴方は私の家族のような存在



……大切な存在




守りたい存在



だから………逃げ………て!』






「そんなの………できるわけが…」




私はゆうを抱き締めて
代わりに拳銃を受けてしまう






「A!!」







コナンくんに視線を送ると
サッカーボールで気絶をさせてくれた






これで………終わった……のかな






コ「Aさん!!

お兄さん!急いで救急車を呼んで!」




「いや、その必要はないよ…


ねぇ、僕は君を裏切った


なのに……どうして庇ったの?


どうして……



…どうして僕なんか守ったのさ!!」





Aは僕の口を手を押さえて
優しく笑う






『………それ以上はきかない………


私は………ずっと寂しかった、辛かった



君はそんな私を………




守ってくれた、側にいてくれた



それだけでも本当に嬉しくて…だから



恩返し………だよ』






「Aっ……」



恩返しは僕の方がする筈なのに




もう二度と………失わないと誓ったのに___






目の前のAはだんだんと
呼吸がだんだんと浅くなっていく…









僕は今まで目をそらし
誤魔化して生きてきた……






そんな僕は……生きていいの?




涙が頬を伝う








Aは優しく笑って頷き
口パクで言う







-勿論-







そうだ……迷うことなんてないんだよ








「A………僕は罪償いとして





君を治し、君の側に居て守ろう



それが………ぼくの罪滅ぼしだ」









柔らかな日の光を当てて治癒をしていく



大丈夫………助けてみせるよ









そして早く目覚めて僕を、彼らを
安心させて___

80.彼岸→←78.正体



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宵月葵(プロフ) - リクエストありがとうございます!勿論私なりに書かせて頂きます! (2019年3月22日 12時) (レス) id: e14937e55f (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - リクエストさせてもらっても良いですか?夢主が黒の組織にさらわれてしまって、それを知ってしまった公安組に助けてもらうのは出来ますか? (2019年3月22日 8時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - 宵月葵さん» このあとどうなるかな?お菓子の採点はどう決めるのか気になります!続き頑張って (2019年3月14日 20時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
宵月葵(プロフ) - ようやく告白させる事ができて私もホットしてます!これからも宜しくお願いします! (2019年3月9日 17時) (レス) id: d70884df7e (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - 告白したぁ♪♪♪おめでとう!! (2019年3月9日 17時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宵月葵 | 作成日時:2019年1月22日 4時

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