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♡♡♡
え、アズカバン行きなのに教えるの？それ大丈夫なの？この中からアズカバン行きの人出るでしょ。
てか戦うってどんだけ本気なの。
｢チューインガムを貼るなら机では無くもっとマシな所に貼れフィネガン！｣
いつ後ろを見たのだろうか。今先生は黒板と目が合ってるはず。じゃあどうして？
そんな疑問を抱きながら後ろをみると、シェーマスが驚いていた。
｢は？嘘だろ、あいつ背中に目があるのか…？｣
｢耳もすこぶる良いぞ！｣
チョークをシェーマス目掛けて投げた。みんなが自分に当たらないように頭を下げて避けた。
わお、凶暴な先生が来ちまったようだな。こりゃたまげた。
はぁ、おじくさいこと思うのやめよ。
｢さて、どの呪いからいく…ウィーズリー！｣
｢はい！？｣
間抜けな声を出すロンについ笑いそうになる。
｢立て！…どんな呪文がある？｣
｢あの、1つパパから聞いたのが…服従の呪文？｣
｢ほう、お前の
てておや！？そんな呼び方の人いるんだ…。
大きいガラス瓶からクモを手のひらに乗せて内ポケットから杖を取り出した。
｢
クモが手のひらサイズになり細長い足や気持ち悪い姿がよく見える。
｢
ムーディ先生が杖をディーンの方に向けるとクモが机に乗り、次はクラッブの頭、その次はパーバティの手、その次の次はロンの頭上に移動した。
自分のところにこなくてよかったと心底思う。
｢心配するな、害はない！だが噛まれると…致命的だ｣
そしてクモが顔に乗って今にも叫びそうなロン。
うわぁ、ロンはクモ大嫌いだからかわいそう。またトラウマ植え付けられたね。
そんなロンを見て笑ってるドラコが目に入った。
すきぴが笑顔なのはいいことだけどさ、これはなんか複雑だなぁ。
｢何笑っとる！｣
次はだれに目を付けたのか、そう思ってロンから視線を移すとまさかのドラコだった。
鼻らへんにクモがくっついていて、隣のゴイルに取るよう言っていた。
次はハリーとロンが大笑い。ハリーに関しては拍手してるし。
うん、慌ててるドラコかわいいな。
｢芸達者だろ？次は何をさせる、身投げとか？溺れさせるか？｣
笑いに包まれていた教室はムーディ先生の言葉で静まり返った。
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作者名：ちるあ | 作成日時：2022年12月28日 0時
