侑くんのファン辞めたい。【角名倫太郎/宮侑】

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『侑くん...大丈夫？』








侑｢...おん。





...次は、守るから、その、...すまんなAちゃん｣







『ううん、侑くんは悪くないよ...？』








侑｢...ありがと。






...でも、角名に全部もってかれて...めっちゃ悔しいわ｣









『...っ、』







ごめん、侑くん。



私、気が利かないみたい



...なんて声をかければいいかも分からないや...。













侑｢っ、よし！うじうじしててもしゃーない。




１ヶ月はAちゃんの彼氏なんやし。もっとしっかりせんとな！｣







小さく胸をはる侑くん。





良かった。


少しずつ侑くんに笑顔が戻ってきた。













侑｢ほら、行くで！教室まで送ったる！｣




『う、うん！』









私の手を引いていた侑くんは







校内でも手を離す気配がなく、


周りに見せびらかすように歩く。








(みんな見てるし、...恥ずかしすぎるっ...)









侑｢せや、明日一緒にお昼食わん？｣




『い、いいよ！』




侑｢んじゃ、明日Aちゃんのクラス行くなー｣






ちゃっかり約束までしました。




...恋人ごっこが徐々に本格的になる気がした

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