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家への帰宅途中、


俺は今までにないくらいの高揚と焦燥感、罪悪感を覚えていた。





手に残る触覚と、

脳にこびりつくさっきまでの光景。




そして、それは受け入れがたいことだった。







彼女と出会ってから、

俺の人生は大きく変わった。





だけど、それはいつもいい方向へだった。


だから、今日が初めてだった。




抑えられなかった理性で

俺は彼女を傷つけた。




まるで自分が本能で生きる動物のように感じた。




望んでない行為で泣き叫ぶ彼女を見て、

支配欲と嫉妬に駆られた俺は

もう狂うしかなかった。









「なんでこんなことするの…」



小さく呟いた彼女を見て、

俺はただ謝ることしかできず、

その場を離れた。






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作者名:L | 作成日時:2021年10月21日 0時

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