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この人といると何だか自然と笑顔になれる
くすくす笑っていると
男の子も優しい笑顔でこちらを見ていた
「良かった。やっと笑顔になったね」
私と目線が会うくらいまで屈んで
ゆっくり手が伸びてきて
私の眉間に指を置いた
「ずーっとここにシワ寄ってたよ？」
コテンという擬音が似合うほど可愛く首を傾げた
「それに、泣いたでしょ」
君が悲しい顔をするから
もう泣いてないよって意味を込めてふんわり笑うと
「うん。笑った方がずっと可愛い！」
向日葵みたいな笑顔を咲かせて私を温めてくれた
この人とをいると幸せになれるかな
よし！と言って立ち上がった君は私の手を取って立ち上がらせた
「おうちに入ってゆっくり休みなよ」
「泣いてた理由は今度聞いてあげるから」
「他人の俺にだったら話しやすいでしょ？」
君の優しさがくすぐったい
名残惜しく離れた手を見つめて
また会う約束をした君に名前を聞いてみた
「ねえ、名前教えて？」
「�盒恭た諭�
海人くん
もしかしたらこの時から、
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作者名：ふうせん | 作成日時：2020年2月1日 19時
