お帰りなさいませご主人 (笑) 様【すとぷり】

5日目 ページ6

荷物を部屋に運び終わると、時刻は18時を過ぎていた。


な「んー…今日はもう遅いから外食にしよっか」


そう言うなーくんに賛成する。


こ「僕、サ〇ゼリヤ行きたい！」

さ「は、そこはガ〇トでしょ」

ジ「びっくりド〇キーでもいいんちゃう？」


…どうでもいい争いが始まった。


る「今日くらいは、はるの好きなとこ行きましょ」

莉「うんうん！はる、どこ行きたい？」


うげ、面倒臭い役が回ってきた…


な「俺たちの奢りだから！」

『あ、じゃあお言葉に甘えて…叙〇苑行きたい』


その言葉を発した瞬間、みんなの顔がひきつった。
驚いたような分が悪そうな変な顔をしている。

意外にもその沈黙を破ったのは黄色の彼だった。


る「いいじゃないですか、いきましょ。なーくんの奢りで」

な「る、るぅとくん…？」

る「はい？」


反論はさせん、と言わんばかりの顔で笑っている黒い笑顔のるぅとくん。
やはり、あの「ヤンキーを倒した」という噂は真実なのかもしれない←


こ「…行こっか」

な「え、ちょ」

さ「もりさんお願いします」

莉「なーくん…」

ジ「どんまい」

な「えぇ……」


…なんかなーくんが急に可哀想に見えてきた。

でもそんなことは今更なので、後でなにかお礼をしよう、と思いながら玄関へと向かった。

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