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「全員帰ってきたし、そろそろ休もうかな。みんな明日は？」
もういい時間だし、これ以上起きておく理由もない。
明日――正確には今日――も平日で学校はあるし、�睫擇世辰道纏�だろう。
「俺はいつも通り！」
「俺もいつもと同じ時間で」
「俺は明日２コマ目から〜」
明日はちょっと朝がゆっくりできる俺。
言えばいつだって同じ時間からの授業しかない専門学校に通っている大ちゃんから、羨ましいのか恨めしいのか微妙な声。
いいなぁ、って言うけど俺だって去年は毎日朝からだったよ。
「俺シャワーだけ浴びちゃおう」
朝はゆっくり眠っていたい、という大ちゃんがお風呂へ入る準備を始めて。
シャワーは朝でいいけど二日酔い防止に、と�睫擇魯�ッチンへ行って水を飲む。
ふたりの行動を横目に、俺も広げていた課題を片付けていく。
だいぶ進めることができたから、レポートを書くのも少しだけ気が楽になる。
「おやすみ、いのちゃん」
「おやすみなさい、ひかる」
部屋が１階にある光に就寝のあいさつをして、ＬＤＫのど真ん中にある螺旋階段を使って２階へ。
２階は階段周りが大きな吹き抜けの空間になっているから、そこからちらりと下を見れば。
まだそこに立っていた光が俺に気が付いて、小さく手を振ってくれた。
振り返していると、�睫擇�階段のところへ来て光の視線がそちらへと向いたから。
俺は寝泊まりしている部屋へと入った。
おやすみなさい。
翌朝には、おはようございます。
何気ない日常のしあわせを感じて過ごす場所。
ここはシェアハウス『日常茶飯事』
１day―――fin.
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作者名：晶
| 作成日時：2019年10月26日 17時
