time sharing house～日常茶飯事～ (ページ5)

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　俺が食べ終わると、光はリビングへ。
俺は食器を持ってキッチンへ入り、洗い物。
これくらいはできるからしないとね。

　片付けてからリビングへ行くと、光はまたノートパソコンで作業していて。
きっと仕事をしているから、邪魔しないほうがいいんだけど―――

　「ひかるはまだ休まないの？」

　「ん？うん、大ちゃん帰ってくるの待つから」

　雄也は遅くなるから待たなくていいよ、って連絡入ってきてたけどね。

　管理者としての仕事内容に入っているわけではないと思うけど、基本的に光はその日泊まる利用者全員が帰ってくるまでは起きて待っている。
連絡もなく遅いと、なにか事故に巻き込まれたかもしれないって思うみたいで。

　そうやって光が待つことを知っているから、みんなは分かる限りの予定を伝えて出掛けている。
バイトとかが終わる時間だって。
社会人の飲み会は遅くまで続くことがあるから、髙木はきちっと連絡してきていて。

　でも大ちゃんは学生だし未成年だし、バイトの上がり時間からすると帰宅予定はそろそろだから。
帰ってくるまでリビングで待つ、って言うのなら。

　「俺もここで課題していい？」

　眠るには少し早い時間。
だけど部屋へ戻ってもすることなんてないから、それならリビングで一緒に大ちゃんを待つのもいい。
ただ光が仕事をしているなら俺もなにかしていないと気を遣わせて邪魔になってしまうから。

　「ほどほどにね？」

　無理はしないように、と念押しに頷いて。
課題を取ってくるとリビングのローテーブルに広げた。