それもだけどそうじゃなくって ページ3
「・・・今しがた声が聞こえたと思ったのだが気の所為だったのだろうか」
そんなことを言いながら足音の主はどんどんこちらに近付いてくる。
すぐ近くの曲がり角の向こうにいるようだ。
教会の人だろうか、そう思って口を開いた。
『あ、あのー・・・』
「レディの声?また闇の鏡のミスだろうか」
その声の主はようやく角をこちらに曲がり、姿を現した。
パッツンおかっぱの金髪に和装風の紫の服と大きな羽のついたハット、そして何故か弓矢を持っているその人は何か嬉しい事があったのか満面の笑みだった。
理鶯「いきなりですまないがここは何処だろうか。そして貴殿は何者なのだろう」
ルーク「ああ、私はルーク・ハント。ここナイトレイブンカレッジの生徒さ。君たちは・・・生徒では無いだろうね。そこの鏡の間から出てきただろう?」
理鶯「ああ」
ルーク「そうか。闇の鏡は長らく使っていると関係の無い人を転送してしまうことがあると文献で見た事があるよ。学園長室まで案内しよう」
『えと、ちょっと待って?ここって学校?』
ルーク「ああ・・・まさか君はナイトレイブンカレッジを知らないというのか?!」
『知らない、けどまず言いたいのはそれもだけどそうじゃなくって・・・!』
乱数「そうそう!君の名前・・・ルークくん?だっけ?ハーフ?それとも幼い頃に引っ越してきたとか?」
ルーク「どうしてそんな事を聞くんだい?うちは未だ代々純血だしこの島に来たのはここに入学した時だ」
やはり不思議が募る。
金髪緑眼なんて確実に外国人、この島って日本の事?学校入学時にここに来たってことは長くてたった4年間。4年でこんなに日本語上手くなるか?
というかそもそも日本ではない可能性ってあるのか?弓矢なんて銃刀法違反だし和装風ではあるがこんな独特なデザインの服日本で着る人そうそういないし・・・。
『あ・・・考えても分からないや。とりあえずこの私たちが出てきた部屋にまだ18人くらい居るんだけど・・・』
ルーク「それはそれは!結構な人数じゃないか!何故そんな事に・・・とりあえず学園長を呼んでくるよ。ここで待っていてくれ」
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どん - あんころもちさん» ジェイドと銃兎絡みが見てみたいです! (2021年10月28日 19時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち(プロフ) - どんさん» レス遅れてすみません!一応年齢だけは21歳ということでそれ以外はお好きに想像を膨らませてもらって結構ですよ! (2021年8月6日 1時) (レス) id: 80ccfbbad2 (このIDを非表示/違反報告)
どん - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年7月25日 21時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あn | 作成日時:2021年7月10日 21時