56 僕? ページ23
.
「早速、ルーレットで対戦相手決めるわよ!!」
私は誰と当たるんだろう。
「まず天宮Aの対戦相手はー?」
ミッドナイトの頭上にあるモニターに映された私の対戦相手は。
「飯田天哉よ!!」
「僕か!!」
僕?飯田って俺って言ってなかったっけ?…まぁどっちでもいいや。
「よろしくね飯田。手加減しないから負けても泣かないでね。」
「あぁ。よろしく頼む。俺も女性だからといって手加減はしないからな。」
「当たり前。」
飯田の個性って何だっけ?試合見てないから分からないんだよね。
まぁなんとかなるでしょ。
「続いて天宮颯太の対戦相手はー?」
勝己か轟か常闇…誰になるかな。
「常闇踏影よ!!」
うわ…。いいな。相性最高じゃん。
これは絶対颯太が勝つなぁ。颯太がこの戦法を思いついてたらだけど。
てか、今更だけど女子私1人じゃん。
「ルーレットで当たらなかった轟君、爆豪君は準決勝進出決定よ!
じゃあ早速、天宮Aバーサス飯田天哉の試合を始めるわよ!」
____________________
『さあ、遂に始まるぞ!
騎馬戦で1抜けした天宮に勝つことは出来るのか!!ヒーロー科、飯田天哉!!
バーサス!!
初めての本戦!どんな結果を残すのか!!ヒーロー科、天宮A!!
さァ、どちらが準決勝への切符を手に入れるのか!
スタート!!!』
飯田が私の脇腹に狙いを決めて思いっきり蹴ってきた。
飯田に蹴られた私の体は右に転がりながら倒れた。
『おーと!飯田!女子に容赦ない一撃!!これは天宮ダウンか?!!』
飯田から一撃貰ったしそろそろいいかな。
予選で見せていた風よりもこの風は威力が跳ね上がっている。
この威力の攻撃を初めて見た飯田が避けれるわけもなく、飯田は私の竜巻に巻き込まれ場外となった。
「い、飯田君場外!勝者天宮さん!!」
ワアァァ
『なんだ?!今の!!天宮予選ではそんなの使ってなかっただろ?!爪を隠していたのか?!!』
とりあえず1人倒した。誰かわからないけど後2人倒したら私の優勝だ。
今更だけど颯太と何か賭けをしてたらよかったなぁ。そしたらもうちょっと楽しめたかもしれない。
915人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レナ - 面白い!大好きです! (2022年11月6日 16時) (レス) @page24 id: 6d662b51af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆずき | 作成日時:2022年10月23日 22時