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……。国語の課題増やそ。 ページ34

ほのか「……ハァ。」

女先生「??ほのか先生、どうしたんですか?」

ほのか「あっ…いえ、何でも……。」

女先生「?本当ですか?もしも体調が悪かったら言ってくださいね。」

ほのか「…ありがとうございます。」

別に体調が悪い訳ではない。

ただ………。

……気づいたら土籠先生の顔が頭に浮かぶだけで。

普段のひ弱っぽい先生が。

あんなにも格好いい笑みをしてくるから。

…私に本当の顔を見せてくれるから。

何だかドキドキして…

胸が苦しい。

……いや、ある意味病気かな。

私はこの症状の名前に気づかないほど馬鹿でもない。

……ただ。

…………………叶わないんだ。

……こんな……。

……人間と怪異の時間は全然違うに決まってる。

ましてや、彼は…土籠先生は怪異だから人間とは色々違うのかもしれない。

だから…昨日のおでこへの…キスなんて。

もしかしたら、スキンシップとかの一環かもしれない。

期待するだけ馬鹿なんだ。

そんな重い事を考えながら朝から浮かない顔をするのば駄目だよなぁ…。

それこそ、昨日みたいになっちゃうかも。

顔を過ごしパシパシと叩いて気を変える。

よしっ!!次は中等部3年2組だ!!

教科書の類いを持って移動する。

すると……

実夢「いったぁ〜、なにすんの光くん!」

光「お前なぁ、また先生を困らせようと…」

………この声は実夢ちゃんだ。

あと……源さんと…ヤシロさん…??

何でトイレに???

実夢「これは違うの!」

寧々「せ、先生方、いつの間にそんな仲に…」

実夢「寧々ちゃんセンパイ〜、あなたがそんなこと言えるんですか?わたしは見ましたよ?屋上で♡花子くんに♡キ・ス♡したの!」

……ちょっと待った。

"キス"って言った???

いやいやいやいや!!!

なわけ………………

…………………………ある。

実夢ちゃんだから。

……課題増やしてやろうか。

"丁度"受験用(最難関偏差値50以上の)の万葉集の問題あるし??

何なら、実夢ちゃんに教えてあげた恋の万葉集の内容が"丁度"入ってるし?

…………後はじっくり昼休み聞かせてもらおうかな???

………そういえば花子くんって…??

私は死んだ顔でまた職員室に逆戻りした。

……そう、全てはむっっっっっっずかしい課題を出すために。(10枚くらい)

…実夢ちゃんにだけ。(他の子は巻き添え食らったら可哀想だし。)

さーて。一問間違う度にペナルティ何にしよーかな????

【ガチおこでした。(チャンチャン♪)】

なぜ!?なぜ!?→←土ほの支持者のわたしが、なにもしてないわけがない!



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作者名:リガロ x他1人 | 作成日時:2019年8月21日 23時

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