第百五十六夜 ページ9
◆ユウside
あいつを連れて……ここから逃げよう。
イノセンスを手にして、そう思った。
教団も戦争もどうでもいい。怒りも恨みも全部飲み込んでやる。
あいつと一緒だったら………………
そして、探していた人物をやっと見つけた。
だけど、
アルマ「ユウ！！無事だったんだね！」
「アルマ…………」
いつものアルマ。
だけど、一つだけいつもと違った。
そこにあったのは血の色の赤。
赤……
アカ……
アカ……
「ユウ、会えて嬉しいんだけど、ぼく キミを殺さなきゃ」
アルマがそう言うと、襲いかかってきた。
なんでｯ……………
なんでｯ…………………
アルマ「へぇ……ユウもイノセンスとシンクロしたんだ」
イノセンスを手にしているアルマ。それを、俺に向ける。
「な…………なんで…………………」
アルマ「毎日、一人で仲間が目覚めるのを待ちながら……ずっと思ってた…………
なんで皆目覚めないのかなって…………………」
アルマ「フフっ、目覚めるわけないよねぇ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿目覚めたいわけないよねぇ」
「お前………………まさか、昔の記憶を………………
だから、殺したのか？
エドガーも……………まさか研究所全員……………？」
アルマ「とんだ笑い種だよねぇ、これじゃまるでAKUMA…………」
「ｯ！？…………アルマ」
アルマ「止められなかった……………
何回、破壊しても…………身体が再生してきて……………」
涙をこぼしながらアルマは言う。
アルマ「怒りと憎悪が……………………止められないよユウｯｯ！！」
アルマはそっと俺を抱きしめ、
アルマ「ユウ……」
その瞬間にいきなりきた痛み。
アルマごと刺さってきたイノセンス。
でも、
俺らの身体は、何度も何度も再生を繰り返す。
.
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ゆきな☆(プロフ) - レーナさん» ありがとうございます( ´ ` *)更新遅くなってしまってますが頑張ります(*^^*) (2020年2月24日 20時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - 続き見たいのです！頑張れんこん！ゆきな☆様！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます( ´ ` *) (2020年2月17日 8時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 凄く面白いです！ (2020年2月17日 0時) (レス) id: c9731af75b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきな☆
| 作成日時：2020年1月26日 17時
