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第百九十四夜 ページ47

◇貴方side



「……………アレン君は、強いね」


アレン「え?」


「どっちも助けられるってことは、それだけ強いって事でしょ?」


アレン「助けられてます?」


「うん」


アレン「そっか、良かったです」


すごく良い笑顔。


どちらも愛す。


どちらも大切で、私に必要なもの。


「目の前の力に、貪欲に求めてもいいのかな。欲張りって思っちゃう」


アレン「良いと思いますよ。皆、力を求めてる。それは、目的があるからです」


目的……………


「ホームの皆を、助けたい。早く、聖戦を終わらせたい。皆、一人も欠けることなく」


アレン「はい、皆同じ気持ちですよ」


「そっか、うん。そうだよね」


そのための、力だ。


どちらか片方じゃない。


どちらも、だ。


「………………あれ、」


私の中から二つ、光る何かが出てきた。


アレン「イノセンス、」


二つが目の前に浮かんできて、私は両手を出すと二つは片方ずつ掌に乗ってきて、


アレン「これって、」


二つが、液体に変わった。


私はそれを混ぜて飲み込んだ。


両手と両足首から吹き出した血液。


その血液から形成された結晶が二つ。


私は無意識に触れて順番にキスをした。


どちらも、愛すよ。


だから、力を貸して?


その瞬間、両手首にリングが形成された。


アレン「大丈夫、ですか?」


「う、ん。大丈夫………………結晶型……???」


アレン「え、違うんですか!?」


だって、九尾狐って寄生型だよ?


結晶型って装備型のになるんじゃなかったっけ???


「まぁ、いっか」


アレン「えぇ!?」


「明日聞けばいいし。何かスッキリしちゃった。アレン君ありがと」


アレン「僕、役に立ってました???」


「うん、すっごく。つき合ってくれてありがと」


アレン「いえいえ、それは良かったです」


「戻ろっか」


アレン「はい」





その日は、ぐっすり眠れた気がした。


どちらも愛す。


受け入れれば良かったんだね。


二つとも、私に答えてくれてありがとう。









.






ネア「お前、二股かけてんの?」


アレン「居たんですか。てかどういうことです」


ネア「さっきの女と、セミロングのエクソシストの女」


アレン「ちょっと待ってください違いますから。第一Aには相手が居ますし。まぁムカつく奴ですが」


ネア「え、じゃああのセミロングがお前の女???」


アレン「ちッ違いますよッ!!」


ネア「お前、分かりやすいな」









.

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ゆきな☆(プロフ) - レーナさん» ありがとうございます( ´ ` *)更新遅くなってしまってますが頑張ります(*^^*) (2020年2月24日 20時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - 続き見たいのです!頑張れんこん!ゆきな☆様! (2020年2月24日 20時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます( ´ ` *) (2020年2月17日 8時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 凄く面白いです! (2020年2月17日 0時) (レス) id: c9731af75b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2020年1月26日 17時

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