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第百八十夜 ページ33

◇貴方side



そうして教団に戻ると、皆が吃驚してて。


エクソシストの皆は出払っているみたいで見あたらない。


ファインダーの皆さんからの視線が痛い。


たぶんそれは、アレン君がいるからなのだろう。


さっき聞いたらアレン君のエクソシストとしての権限を凍結されたと言っていたから。


室長室を開けると、コムイ室長、そしてルベリエ長官の姿が目に入った。


コムイ「A、ちゃん……アレン君に神田君……元帥!?」


泣きそうな顔をしたコムイさん。


すると鴉と呼ばれる人物達が、武器をアレン君の首元に突きつけた。


ルベリエ「よく戻ってこれましたね。また会えて嬉しいですよ。そしてクロス元帥、生きておられて安心しました」


「ッ……………」


クロス「………………」


?「下ろしなさい」


ルベリエ「おや、貴方方は?」


彼の目線は後ろにいるイヴとネアに。


ルベリエ「部外者は立ち入り禁止のはずですが。何者ですか」


イヴ「そうね、貴方達の言い方だとイノセンス適合者とでも言った方がいいのかしら」


ルベリエ「ほう、ではすぐにヘブラ「その必要はないわ」…どういう意味ですかな」


イヴ「私のイノセンスは、あなた方が喉から手が出るほど欲しがっていたものなのだから」


ルベリエ「ほう。ハート、と言うことですかな」


イヴ「そうよ」


ルベリエ「それは非常に興味深い」


イヴ「けれど、あなた方上の者達の言いなりにはならないわ」


ルベリエ「…………どういった意味ですかな」


イヴ「イノセンスを通してみていたわ。貴方達の方がよっぽど悪魔だと感じた。だけど、それもまた人間。仕方のないことよ。


だから協力はしてあげるけれど、貴方達の玩具にはならないって言ってるのよ」


ルベリエ「ほう」


イヴ「私のイノセンスは壊せば貴方達は勝つことができない。その事を忘れないでいただきたい。では失礼」


すごい空気になっちゃった。


コムイさんも困ったような、緊張しているような顔になってる。


ルベリエ長官は苦手だ。でもちょっと、イヴの言葉に安心したような自分がいた。


イヴは、イノセンスから見ていたとハッキリ言った。それは、これからエクソシストに手を出したらイノセンスを通して見ているという事。


これによって、ルベリエ長官を始め、中央庁の人達は下手にエクソシストを危険に晒すような命令は出来なくなったわけだ。


改めて、イヴの強さを思い知った。




.

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ゆきな☆(プロフ) - レーナさん» ありがとうございます( ´ ` *)更新遅くなってしまってますが頑張ります(*^^*) (2020年2月24日 20時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - 続き見たいのです!頑張れんこん!ゆきな☆様! (2020年2月24日 20時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます( ´ ` *) (2020年2月17日 8時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 凄く面白いです! (2020年2月17日 0時) (レス) id: c9731af75b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2020年1月26日 17時

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