episode.180 ページ28
◇貴方side
キッド「流石だな、坊主」
「もし良ければ、お手伝いしますよ？」
キッド「おや、私は怪盗ですよ？」
「気にしませんよ。よかったらその懐の物騒な物、お貸しいただけますか？」
キッド「おやおや、お嬢さん。貴方は何者で？」
「名前を聞く時はまず自分からでは？ま、ただの医者ですよ」
キッド「はは、そうですか」
そんな事を言いながら渡してくれた拳銃で、屋形船に付いている提灯を一つずつ外していく。
てか、普通に渡してくれたな。
そんな事を思いながら提灯のひもの部分を狙って撃つと、思った通りに小さな爆弾が仕込まれていて。追ってきている自称ホームズ君の行く手を阻んでいく。
キッド「おや、随分慣れてらっしゃる」
「ま、どっかの凄腕スナイパーさんによるスパルタ特訓のおかげですかね」
キッド「ほぉ……美しさの中にある強さ、魅力的だ」
「お褒めに預かり光栄です。でも、」
キッド「ま、こんなんでくたばる奴じゃねぇな」
そう言いながら屋形船の中に。
「はぁ♡まじカッコイイ……アルファロメオのグランスポルト・クアトロルオーテ♡」
キッド「おや、車好きですか」
「でも、高校生は車運転しちゃいけないんですよ？あと煙草も」
キッド「もう気づいてんじゃねぇの？」
「んふふ、初めまして？」
あ、やばい、嬉しすぎて笑いこらえられなかった。
ごめんなさい黒羽盗一さん(CV.池田秀一さん)、ポーカーフェイス忘れちゃってたわ。
キッド「初めまして、マドモワゼル？
宜しければ私と夜のドライブデート、いかがです？」
え、まじ、これからカーチェイスっしょ？乗るかよおい。
そんなことを考えてる瞬間に腕を引っ張られ知らず知らずに車に乗せられていて。
「え、ちょっと、」
エンジンをかけ、吹かし、タイミングを見計らう。
「ちょっと、私車そこにあるんですけ…」
キッド「歯ぁ食いしばれっ！！」
「え、あ、ぎゃあぁぁぁぁぁｯ！？」
そんな私の叫びと一緒に船から飛び出していった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 323人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆな
| 作成日時：2019年12月4日 19時
