赤井さん推しの天才医者が本気で推しに恋しちゃったってよ。～Another story～Ⅱ (ページ40)

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episode.142 ページ40

◇貴方side

真純とデートした次の日。朝から仕事で病院に出勤した。

そういえば、真純にも言われた。夜とか十分に気を付けるようにと。

やっぱり、誰かいるのかな。でも昨日は帰ってきてたの夕方だし、視線も感じなかった。

なんか、不気味というか、何というか……

そんな事を思いながら今日の私の仕事を確認し始めた。

毎日の日課である赤井さんからの電話が掛かってきたのは、夜の仕事終わりの頃。

運転する直前だったから、イヤホンにチェンジして運転しながら家に向かった。

「昨日、真純とデートしたんですよ！」

赤井『そうか、真純と仲良くしてくれてありがとう。だが、今は真純に妬いてしまうな』

「帰ってきたら、デートしましょうね」

赤井『あぁ、デートプランは任せてくれ』

「楽しみにしてますね」

そんな事を話していたら、家について。

車から降りると、また感じる視線。

最近は多くなって。寒気すらする。

赤井『どうした？』

「いえ、何でもないですよ？」

早く、何とか、何とかしないと。

できれば、赤井さんが帰ってくる前に。

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