episode.129 ページ27
◇貴方side
私の話だったりFBIの話だったりと、楽しく話しながらどんどんお酒も進んでいって。そしてジョディが撃沈してしまった。
「あ、ジョディ大丈夫？」
赤井「潰れたな、キャメルもそろそろ危ないだろ」
キャメル「はい……というかAさん、驚きましたよ。さっきからウイスキーロックばかりなのに全然酔ってるように見えませんよ」
赤井「俺もビックリだよ」
「自分でもびっくりです。というか怖くなってきました」
お酒の上限が分からないって怖いのね。初めて知ったよ。
てかそうじゃないとダメなのか。お巡りさんに捕まっちゃう。てかそもそもお巡りさん達に囲まれてたわ。
お先失礼しますねと言ってキャメルさんはジョディを連れてタクシーに乗り込んでいった。
「ジョディって明日仕事ですか？」
赤井「朝からな」
「え、」
赤井「明日は二日酔いでの仕事確定だな」
「あはは〜」
どんまい、ジョディ。
赤井「俺らはどうする？飲み直すか？」
「赤井さんは明日仕事ですか？」
赤井「安心していい、休みだ。Aもか？」
「はい」
赤井「なら、この近くにいいお店があるんだ。そこに行こうか」
「はい！」
結局２件目でも酔わなかった私。ライウイスキーをロックで結構飲んだのに全然ケロッとしてます、はい。
赤井「酔ったAを期待してたんだがな」
「期待に添えずすみませんね。ていうか赤井さんだって同じくらい飲んでたじゃないですか」
赤井「今度勝負するか」
「いいですね、赤井さんが酔っ払ったとこ見てみたいです！どうなるんですか？」
赤井「酔っ払った瞬間に襲うかもな」
「ちょっ何言ってるんですかっ！！」
赤井「ククッ、冗談だ」
「もうっ」
でも冗談に聞こえないのが恐ろしい。
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年11月18日 11時
