始まり ページ2
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私が4歳になっても、"個性"が現れることは無かった。
医師に相談したところ、この"個性"が当たり前な世界では、逆に珍しい"無個性"らしい。
母はそんな私を見て泣いた、グレーの綺麗な瞳から大粒な涙を流して。
父はそんな私を見て呆れた、｢お前にはガッカリした｣と。
__所謂、個性婚だった。
ヒーローNo.3と呼ばれる名声と栄誉を持つ父と、
生の天使と大事に扱われる母。
･
___父は、私には価値がないと判断したのか、私のような"恥晒し"を消そうと思ったのか、
…いや、両方だろう
世にも珍しい"無個性"を世界各地からどのような手を使ってでも集めている研究所に私を売ったのだった
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個性を持っていないからなんでも出来ると思ったのだろう、
私はそこで数々の苦痛や羞恥、絶望を味わった。
ここの研究所は、この地球を正しくする事を目的とした研究をしている。
ヒーローも
何故父が知っていたのかは…父も、貧欲だったと言うことだろう。
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……だけど一つ、コイツらに感謝する事がある
未来の進歩の第一歩だ、と言い私に"シンビオート"を寄生させたのだ。
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･
『っ、ヴェノム、一緒に
《当たり前だ》
漆黒な
『……いい人生を』
真っ赤に燃え上がる猛炎と爆音を目の前にして、私の身体は静かに地面へ吸い込まれる様に倒れて行った。
____齢6歳の、出来事である。
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ねこまる。(プロフ) - |ω･` )ﾁﾗｯﾄ...続き待ってます (2021年8月4日 18時) (
レス) id: 1c55f5bae3 (このIDを非表示/違反報告)
中二病者です！(プロフ) - 続きが読みたいととても思いました！こんなに良い作品を作ってくれてアリガトウ！（泣） (2019年7月22日 16時) (レス) id: 7653d79d67 (このIDを非表示/違反報告)
シャルア - かつての相棒だったシンビオートの声は、もう届かない。後は、自分を上回る同胞の生前に倒されるだけ。すみません。マドマギぶっこみました (2018年11月29日 11時) (レス) id: 2e225392ec (このIDを非表示/違反報告)
シャルア - 無個性でもヒーローになれるチャンスがある。彼は私の個性になってくれたのに。それなのに私は更なる強さを求めて願いを叶えた。魂を対価にしその後どうなるのかもわからず。英雄でも敵でもない存在となること、救った命の数だけこれから人を祟りながら生きること (2018年11月29日 11時) (レス) id: 2e225392ec (このIDを非表示/違反報告)
おかめ(プロフ) - ヴェノムめっちゃ面白そうだと思ってたんで、ヒロアカとのコラボとか最高です…！私も、成り上がりとかよりは最初からチート無双な話が好きです笑笑 更新待ってます！！ (2018年11月28日 23時) (レス) id: 9a2f2b8052 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか。
| 作成日時：2018年11月18日 15時
