〇〇しないと出られない血鬼術

朱沙丸とジャンケンと…？【リクエスト】 ページ36

【ジャンケン三回して負けた方が勝った方に口づけをしないと出られない部屋】

『朱沙丸……』

私は刀を構えようとしておいた。

朱沙丸は、鬼だ。しかし、私の友達。


人を食ってる。でも憎めない。



「うむ、こんなとこ、はやくでたいからのぉジャンケンぽん！」

急に始まるジャンケン


急いでパーを出す。朱沙丸は、チョキを出す。


「ジャンケンぽん！」

私はチョキを出す。朱沙丸がぐーを出す。


「勝負あったな！」


ふふんと朱沙丸が笑う。


「ほら！口づけだ！はよするのだ！」


ワクワクと効果音がつくように朱沙丸がキラキラと瞳を輝かせた。


『えー…………でも、ほら私たち女の子だよ？口づけなんておかしくない？』


反対に私はむすっとした顔で言う。


「口づけに性別が関係あるか？」


『いヽえ』

私はその言葉に反論できず朱沙丸に近づく。


ちゅっとほっぺに軽く唇を落とす。


『はい、もういいよね！』


私は扉に向かう。


ドアノブに手をかけようとして止められる。


朱沙丸に肩を掴まれた。


振り向くと不服そうな顔で私を見ていた。


「お前は馬鹿なのか？


口づけとは、接吻とはこう言うことだろう？」


そう言って私を引き寄せ、


ちゅう


唇と唇で接吻をする。


『っ！』


顔に熱が集中する。


(え、嘘……だって、え！？)


ゆっくりと唇が離れる。


「接吻とはこう言うものだ。

気持ちのいい接吻をするのに女も男も関係ない。

鬼も、人もな」


朱沙丸と目が合う。

いつもからは想像できないほど真っ赤にした顔で言う。


「好きだぞ、A」


もう一度接吻をする。


その接吻に私は



身を委ねる……性別なんて関係ない！お幸せに！


拒否する。……「拒否されるほど、欲するのは肉食獣のさがよのぉ」


おや？春野愛香さんに言いたいことがあるみたいですよ！


「まずはリクエストありがとのぉ。

それから矢琶羽は、もう少し待ってておくれ！


作者が今構想を練っておるでな。


まぁ、そなたにはわらわがいれば他にはいらんじゃろ？


妾以外を求めるなら……わかっておろうの？」


リクエストありがとうございます！

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