第二章《風と霧と太陽》 ページ6
「…お前、弟っていたか?」
「何言ってんの、風丸くんが弟に決まってんじゃんバカなの?」
「バカなの?」
中学校に向かうまでの登校
霧野と行こう、と思っていたら風丸くんがついてきた
"途中まで一緒だから"なんてはにかむ風丸くんに私のハートに見えない弓矢がグサッと刺さる
中学校、と言っても小学校の頃と比べて登校距離が少し伸びただけ。
今霧野が風丸くんと対面し、私が一人っ子だということを知っている彼は明らかに驚いていた
そりゃ急にランドセルしょった小学生出てきたらビックリするわ←
「俺、風丸一郎太!お姉ちゃんの弟。11歳!!」
人差し指を両手でたてて"11"の数字をつくる
「俺、霧野蘭丸。Aの幼馴染で隣の家に住んでる。因みに14歳」
気恥しそうに真似して応えた霧野
私も言った方がいいんだろうけど、二人とも知ってるからいいかなんて思っていたら
「A先輩っ!」
___なんて言う、オレンジ色の跳ねた髪の毛が特徴的な後輩が私の腹に突っ込んだ
(…初対面でバカって言われた)
(ご、ごめんな霧野さん!)
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希良(プロフ) - 可愛い!佐久間と風丸、ヤバい! 更新頑張ってください! (2019年8月22日 21時) (レス) id: d990b4f588 (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - そう言えば子狐さん遠い所から稲妻中学校に入学したのは沖縄から上陸した天馬も同じです (2019年3月26日 22時) (レス) id: d676165323 (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - 子狐さん小学校ニ校とその上中学校が一緒ってこれもう一慣校ですよね私立学校ですよね羨ましいです共学の私からしたら羨ましいです更新作頑張ってください (2019年3月26日 22時) (レス) id: d676165323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:子狐 | 作成日時:2019年3月17日 12時