【文スト】帽子と僕どっちを選ぶ？【中原中也】【芥川龍之介】

樋口一葉の相談教室 ページ4

樋口side



《廊下にて》



｢…樋口、僕はどうすればいい。｣


｢………Aさんのことですか？｣




芥川先輩は…Aさんのことになると…









ただのヘタレになる





｢…ｯあぁ。あの美しい方になんと声をかければ良い…。そして僕はあの方をなんとお呼びすればいい…。｣



最初相談された時は死ぬほど驚いた。


あの芥川先輩が恋する乙女のように頬赤く染め、いつもはっきりものを言うのにごにょごにょと小さな声で遠回しにAさんが好きだという事を伝えてこられたのですから……。



｢…普通にAさんとお呼びすればよろしいのでは？私もそう呼ばれていただいてますし。｣


｢…ｯなに？！お前はあのお方と名前で呼び合う仲なのか？！｣


｢あ、芥川先輩落ち着いてください！！｣


私の肩をがっしりと掴みおもいっきり揺らしまくる芥川先輩…。


｢……どうやってあのお方の名前を呼ぶきっかけをつくった…？！なぜ仲が良いのだｯ？！｣



｢は、初めて会った時にそう呼んでくれと言ってもらったのです！！芥川先輩にもひとつしか変わらないからAと呼び捨てで構わないと言ってたじゃないですか！！｣


｢……それはほんとか？｣



｢はい、なんなら今からでも聞きに行きますか？｣


Aさんのお話聞いていらっしゃるか心配でしたけどまさかほんとに聞かれていなかったとは…。




｢…そうか……。そうか。｣


嬉しそうに微笑みながら廊下を進んで行く芥川先輩…。



｢………一体この恋どうなるのかしら…。｣


私、樋口は心配でたまりませんよ…。





▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧


樋口さんの口調がわっかんねぇｯ！！( ˘•_•˘ ).｡oஇ

隠れる意味がわからない…→←やっぱり俺の部下は可愛い

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