信じてる。3

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Makotoside


確かに、
壱馬さんとAだけが居ない。


本当にやばいかもしれない。


壱馬さんの怒りは日に日に増していって、
最初の愚痴や嫉妬の話とは
比にならないくらいになっていた。



壱馬さん。
大丈夫ですよね？
まさか、自分の気持ちが抑えきれずに
Aを消してしまおうとか…
そんなことは考えてないですよね？



そう考えるとゾッとした。



きっとこの時だろう。

自分があの狂った感情から
抜け出せて、

冷静な気持ちになれたのわ。



今までの自分が行っていた行動。
思い返すと、
あの行動が逆に壱馬さんを狂わせてしまったのかもしれない。


最初のスタートは、
［だったら、潰しちゃえばいいんじゃないですか？］

そんな僕の言葉だった。

その言葉が、壱馬さんを狂わせて、
どんどんくるしめてしまったの？



全部、僕が悪い。



あの言葉を言わなければ、
でもそれはって、
このやり方はおかしいよって
注意してあげられば、


こんなことにはならなかったかもしれないのに。



ねぇ、壱馬さん。
お願いだから、僕が今想定していることは
行われていませんように。




そう考えていると、
樹さんと北人さんが勢いよく楽屋を飛び出していった。


僕もその後を追って、
楽屋を勢いよく飛び出し、
Aと壱馬さんの姿を探した。

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