22話 ページ23
『あの、今回のことは水に流して、また違う日を私から連絡するので、今日はいいですよ!』
(ていうか、そういうのはプロデューサーの役目だと思う)
「ホンマにすまんな…プロデューサーはんのこと困らしてしもて…」
桜河さんはペコと頭を下げてくる
『あ、全然大丈夫ですよ。』
「ホンマ悪いわ…今回みたいなことないように、わしらとも連絡先交換しといたほうがええかもな…」
『え』
「確かにそうっすね。そうしたほうがこっちも助かるっす!」
(まぁ確かにそうだな)
『そうですね、私もありがたいかもです』
私は3人とも連絡先を交換した
「そういえばAちゃんってさ、昨日の初対面の時と性格違うんだな」
唐突にそんなことを言い出す燐音さん
『え?そうですか?昨日と違いますか?』
プロデューサーが人見知りなんて、そんな恥ずかしいことが言えず、しらばっくれる
「確かに、なんかわかるっす」
『え、椎名さんもですか!?』
「ホンマやな」
「昨日はもっと、真面目で礼儀正しそうな人でしたね」
『え!?じゃあ今は礼儀正しくないということですか!?』
「あ、いや。HIMERUの偏見ですよ」
「まぁそれはわからんくもないな…」
(人見知りのせいか、最初はなかなか喋れることができなかったけど、打ち解けると、よく喋ると言われることがあったもんね…)
『そ、そんなことは、ないですよ…!』
「タジタジしてる感じが抜けたっていうか、そんな感じっすかね…」
「実はAちゃん、人見知りとかか〜?」
燐音さんは口角をニヤリと上げて私に問いかける
燐音さんに図星をつかれ、ゔっ…と黙る
『な、な何を言ってるんですか…!?そ、そんなわけがありまふぇんよ!?』
あからさまに動揺して、噛んでしまうという失態
「ははぁ〜ん、Aちゃん、図星かぁ〜?」
燐音さんは面白いものを見つけたかのような表情で言ってくる
『ひ、人見知りで何が悪いんですか…!!』
ついには自分からカミングアウトしてしまう始末
「Aちゃん人見知りか〜可愛いところあるんだな〜♡」
『うぇ!?』
急に可愛いと言われて顔に熱がたまる
「あほか!そんな誰にでも可愛い可愛い言うもんちゃうで!」
桜河さんがまた燐音さんに怒る
「人見知りは悪いことはないのですよ、Aさん」
「そうっすよ!燐音くんの言うことなんて気にするだけ無駄っす!」
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唏浪(プロフ) - 氷雨さん» その気持ちわかります…!私も推しにされるとヤバいです… (2023年1月1日 21時) (レス) id: fde1dd71ac (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - HiMERU様の姫抱き最高なんですが???? (2022年12月30日 21時) (レス) @page49 id: 6b8a2a10b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唏浪 | 作成日時:2022年11月20日 19時