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「お前が、景山の何を見てきて。何を見てなかったのか
よく考えるんだ」
寧ろ、怒鳴ってくれた方がまだマシだった。染みるような痛みが、内側から訴えてくる
心が、痛い
「今更何を言った所で、澪奈は帰ってきません」
「確かに、景山を失った過去は変わらない。でもこれからのお前を変えることができる
自分自身で、考えて。答えを出すんだ」
問いかけ続ける柊の目は、立派な教師の目をしていた
あくまで、立てこもり犯であるのに
「あのさぁ、
なんか2人の世界に入ってるけど、もう答えは出てるから」
焦れったく感じていた宇佐美は、2人を睨む
「水泳界のプレッシャーに押されえドーピング」
「違う」
遮ったのは、茅野だった
「澪奈が自 殺したのは、そんな理由じゃない」
・
＿セピア色で濁った、あの夏の日
『消えろ』
『偽りのヒロイン』
『ドーピング野郎』
その机を見た私は、目を見開いた
机いっぱいに、黒と赤のペンで殴り書きされた酷い言葉の数々。ご丁寧にカッターか何かで削られてもいた
「ドーピングしてたなんてね」
「そりゃあ全国大会も勝てるよなー」
周りからの言葉に、澪奈は何も返さなかった。机に書かれた文字を、ただ見つめていた
何の話、と混乱する私に、宇佐美さんがスマホを見せてくれた
『えっ、景山澪奈ドーピング？』
『やばみ。マジ騙されたwオワタw』
画面に映る、今までの澪奈に対するコメントとは打って変わった、酷いコメント
澪奈がドーピングをしたと思われているということを、やっと私は理解した
まさか、澪奈が。そんなわけない
私の口は、そう動くことは無い
「私はやってない」
それだけ言った澪奈は、バックを持ったまま教室を出ていってしまった
批判の声が、教室に溢れる
「認めるまであいつと喋んなよ」
「はーーい」
何も出来ないまま、棒立ちの私
鞄の持ち手を握り締める。この状況に、私の頭は追いつけていないようだった
「さくらも付き合い方考えた方がいいよ？」
「どういう意味？」
「このままだと澪奈と同じ目にあうってこと」
忠告してくれているはずの宇佐美さんの目が、怖く感じたことも覚えている
・
「皆が澪奈を避けるようになって、まるで空気みたいに無視するようになって…可哀想だった」
「ちょっと待ってよ私達は別に」
立ち上がった諏訪を、柊が遮る
「それで、茅野。お前はどうした」
「……手紙を貰いました」
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ミア(プロフ) - あんず飴さん» うわああめちゃくちゃ返信遅くなってしまったほんっっっとに申し訳ないです！！！コメントありがとうございます！！！！ (2019年8月31日 20時) (
レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
あんず飴 - 柊先生落ちがいいです！！ (2019年4月21日 18時) (レス) id: e9a1259486 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - イツカさん» コメントありがとうございます！何気に柊先生リクエストは初めでです笑更新頑張ります！！ (2019年3月10日 16時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
イツカ(プロフ) - 柊先生がいいです！更新頑張ってください！ (2019年3月10日 16時) (レス) id: b93db8aef6 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - 美桜さん» コメントありがとうございます！真壁くんイケメンですよねまじ惚れます笑 (2019年3月9日 21時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミア | 作成日時：2019年1月7日 0時
