107話 頭突き ページ25
「私と正一お兄ちゃんが清お兄ちゃんを探してたらね、あのお兄ちゃんたちが来てね
君たちのお兄ちゃんを探すって言ってなかに入ったの
その時お兄ちゃんがあの箱を置いていってくれたんだけど箱から音がして、中に入ったんだ｣
身ぶり手振りて説明をする姿はなんとも愛らしく、花華ちゃんのことを思い出す
いやほんとに、小さい女の子はどうしてこんなに可愛いんだろうか
「そしたら部屋が回って変わって、あのお兄ちゃんと二人きりになったの
でもお兄ちゃんが鬼と猪から守ってくれて、清お兄ちゃんも見つけてくれたんだ｣
『そうだったんだね、教えてくれてありがとう
二人とも、お兄ちゃんたちといて不安じゃなかった？』
ニッコリと笑ってお礼を言い聞くと、顔をほころばせて「うん！｣と返事をしてくれるてる子ちゃん
正一君の方は少し迷っていたが、一応「はい｣と答えてくれた
なるほど、つまりは善逸は強かったが頼りなかったと
私の横に座ってべそをかいている善逸は、確かに頼り甲斐があるようには見えなかった
『善逸、そんなに泣いてばかりじゃカッコ悪いよ
手拭いは持ってる？持ってないなら貸してあげるから、涙拭いて』
「うん...ごめんね持ってない｣
鼻をすする善逸の手に手拭いを握らせて、目に当てさせる
普段の彼ならすぐさま抱きついて結婚をせがんで来そうだが、おそらく本当に怪我が痛いのだろう
今はそうはしてこなかった
「＿＿＿＿＿の刹那の愉悦に勝るもの無し！！｣
「将来のこともちゃんと考えろ！！ちょっと...｣
そのとき、不意に嫌な予感がして後ろを振り返る
そこには、頭を振りかぶっている(？)炭治郎と無防備の伊之助君
この動作はまさか...
『炭治郎！それはダメ！』
「落ち着けぇ！！｣
「うわぁぁぁぁぁ！！音！！頭蓋骨割れてない！？｣
急いで呼び掛けるも意味はなく
炭治郎の石頭が、伊之助君のおでこにクリーンヒットした
うわ良い音した...絶対あれ痛いぞ
頭突きの反動でよろけた伊之助君の頭から、猪の被り物が滑り落ちる
その素顔を見て、その場にいる全員が息を飲んだ
「女！？え！？顔...！？｣
『へぇ、綺麗だね』
「何だコラ...俺の顔に文句でもあんのか........！？｣
なぜなら、その素顔が
想像の十倍は華奢で美しかったからである
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セブンス・エイカン(プロフ) - 勿忘草さん» ぬあっ本当ですねバカなことやってる.....すみません.....ただ、実はこれ今の私のアカウントではなく、前のアカウントで書いてたんです。なので、パスワードで開けなくて......本当に申し訳ない、直すことができないんです！すみません、ご指摘ありがとうございました。 (2020年7月26日 21時) (
レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 87話で鋼に「念を帯びている」とありますが、オーラではないのですか？ (2020年7月26日 13時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - 時雨羅さん» 童磨！こう書くんですね......衝動的に書きすぎて名前の漢字すら調べてないとか言うね......一つでも！教えてくれてありがとうございます！とても嬉しいです！ (2020年5月9日 20時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
時雨羅 - お話とっても面白いです。あと童磨はこう書きます。一つしかわからなくて申し訳ございませんがとりあえず載せます。これからも頑張ってください！ (2020年5月9日 13時) (レス) id: 3904cc9db9 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - マリアさん» いえいえそんな､､、神だなんて､､、あります((申し訳ございませんでしたァ！！ (2019年12月16日 7時) (レス) id: c11c2be27e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セブンス・エイカン | 作成日時：2019年11月11日 13時
