79話 覚醒 ページ43
目覚めは、唐突で
最悪である
「くふ、うまそうな嬢ちゃんだなぁ...！｣
『ん...っ、はっ』
気色の悪い声が聞こえて目を覚ます
すると、目の前には鬼
そして、少し離れたところには気絶した善逸君
急いで距離をとれば、相手は驚いたような声をあげた
「今ので目を覚ますとはなぁ...！お前、強いだろ...？｣
『なぜ、貴方が私の刀を持っているの？それに、なぜ善逸君は気絶してるの？
貴方が、善逸君に危害を与えたの？』
そういうと、くふふ、と笑ってこちらに近づいてくる鬼
太陽はすっかり落ちていて、辺りは暗闇に包まれていた
なんで善逸君は起こしてくれなかったんだ...いや、多分私が疲れていたからだろうけど
刀をとられ、今私は丸腰である
善逸君の刀を借りようにも鬼は私と善逸君の間に立っていて、取りに行けない
「うまそうだなぁ、どこから食べてほしい？好きなところから食べてやるよぉ！！｣
『っ、こっちくんなよ気持ち悪いっ』
いきなりスピードをあげて襲いかかろうとしてくる鬼に合わせ、私も後ろに下がろうとする
が、木の根に足を引っ掻けてしまった
やばい、本当にピンチだぞこれ
どうしてこんなときに"円"をしてなかったんだ私
しかし、後悔してももう遅い
鬼が私に食らいつこうとしたとき、雷のような、音がした
"雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃"
『え、ぜん、いつ？』
「汚い手でAちゃんに触れるな｣
いつか聞いたその音は、雷の呼吸の技を出したときの音で
私に黒髪の男の子を思い出させた
善逸君は一瞬で鬼の首を落とし、私の前に立つ
『ぜ、善逸君...ありがとう』
「どういたしまして...フガッ、フグゥ...｣
『え、善逸君！？』
こちらを向いた善逸君は＿＿＿＿＿眠っていた
え、眠...なんで？え、寝相悪っ...それともこれは寝ていないのか？
混乱した頭を必死に動かして考える
今だ善逸君は眠ったままで、少しするとフニャッと倒れ混んだ
しっかりと受け止めて地面に寝かせると、善逸君の大きな瞳がゆっくりと開かれていく
「あれっAちゃん！？お、鬼はっ！？って、ギャァァァァァァ！！！死んでるぅぅぅぅぅ！！！｣
さっきとはまるで別人だがどうしたのかな？？？
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セブンス・エイカン(プロフ) - 霧雨魔梨乃さん» 天才だなんてそんなこと...ありまs((失礼しました(土下座)、ありがとうございまぁぁぁぁぁぁす！！！ (2019年10月31日 22時) (
レス) id: c11c2be27e (このIDを非表示/違反報告)
霧雨魔梨乃 - マジでやばい!天才だわぁ。物語作ってけれてありがとう(TOT) (2019年10月31日 21時) (レス) id: 0e4689ecab (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - booksさん» 真菰ちゃん可愛いよねぇーーーー！死んでほしくなかったぁぁぁぁ...手鬼許すまじ(怒) (2019年10月31日 7時) (レス) id: c11c2be27e (このIDを非表示/違反報告)
books - 真菰ちゃん…ま″こ″も″ぢゃぁぁん！尊いよぉぉぉーー！ (2019年10月30日 23時) (レス) id: e463963ad8 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - ムーンさん» オッケーです！思いの外生存ルート人気ですね！私も映画は見に行く予定ですが映画館が大洪水になることでしょう... (2019年10月28日 7時) (レス) id: c11c2be27e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セブンス・エイカン | 作成日時：2019年10月4日 20時
