24話 決意 ページ30
『義勇さん、怪我の具合はどうですか』
「もう大分動ける
迷惑をかけたな｣
申し訳なさそうにこちらを見る彼は、三週間前の姿とは見違えるほど元気になった
さすがに骨折したところは治ってないが、他の切り傷は完治した
まあ、気づかれないように能力を使用していたのが大きかったのだろうが
あと、今では名前呼びが普通になった
これは私にとって嬉しい出来事である
『別に迷惑だなんて思ってませんよ
...二日目に任務に行くと言い出した時には焦りましたが』
義勇さんは、二日経ち少し動けるくらいの段階で任務に行こうとした
まあ、全力で止めたのだが
いくら柱と言えど無茶というものだろう
黙々とご飯を食べ進める義勇さんは、いつもと何も変わらないように見える
でも、怪我をしたところを見て
最悪の事態を想像してしまって
不安が拭いきれなくなってしまった
私はあの日泣いたのだ
義勇さんが起きたとき、柄にもなくわんわんと泣きわめいた
心配なんですよ、義勇さん
息を吸って深呼吸をする
『あの、義勇さん
私に稽古をつけていただけませんか』
静かに伝えると、義勇さんはどうやらむせたらしい
ゴホゴホと咳をしている
数秒待って落ち着いてから、義勇さんは口を開いた
「...どういうことだ｣
その声音は、どこか怒っているように聞こえた
『そのままの意味です
私は、義勇さんが怪我をして帰ってきた日からずっと考えていたんです
どうしたら、大切なものを守れるかを
そして行き着いたのが、鬼殺隊に入ることだった』
「それはやめろ｣
『何故ですか』
義勇さんは一瞬迷うような動きを見せて、私の方を向いた
「...昔話をする
とある少年は、身寄りが鬼に殺されて一人だった
しかし、育てに拾われ兄弟弟子ができた
そしてその兄弟弟子と共に最終選別を受けにいった
少年は、気を失ったところを他の受験者に助けられ合格
兄弟弟子は人を助け、その年一番強い鬼に殺された｣
その話を聞いて何も言うことができなかった
義勇さんは昔話としか言わなかったが、私にはわかった
いや、わかってしまった
この少年というのは、義勇さんのことだ
彼にかけるべき言葉が見つからなかった
「この話を聞いて尚、まだ鬼殺隊に入りたいか｣
真剣な眼差しで義勇さんが聞く
貴方も、心配してくれてるんですよね
義勇さん
それを知って、それでも私は＿＿＿＿＿＿＿
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セブンス・エイカン(プロフ) - へまとふぃりぃあさん» あはははは.....そうなんです、実はそうなんですよね。夢主ちゃんかなりヤバイですよね！！でも大丈夫、優しくなります。そうです優しくなるんです。(震え) (2020年10月23日 22時) (
レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
へまとふぃりぃあ - 私は気がついてしまいました…夢主の方が序盤の鬼よりも人を殺しているのでは と、言うことを (2020年10月23日 21時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーキャット(プロフ) - 作ってあるので入ってみてくださいパスワードは後で言います (2020年3月13日 8時) (レス) id: aed0ea54d9 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーキャット(プロフ) - セブンス・エイカンさん» https://uranai.nosv.org/u.php/novel/Kh199809182/ (2020年3月13日 8時) (レス) id: aed0ea54d9 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーキャット(プロフ) - セブンス・エイカンさん» はいそんな感じですえっとキャラクターでネズコちゃんも一緒にいるってことになってます本当は箱の中にいますけど夜しか出ない感じです (2020年3月13日 7時) (レス) id: aed0ea54d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セブンス・エイカン | 作成日時：2019年9月10日 23時
