20話 思い込み ページ26
『んん、ふぁ...』
のそのそと体を起こす
昨日は早く寝たはずなのに、なんだかまだ眠い
...そういえば、早く寝るって言っても布団に入ったのが早かっただけか？
頭に浮かんだ疑問を消して朝御飯を作るために台所に向かう
あんまりお腹すいてないし、ご飯と漬物だけで良いかも
あ、やっぱりお味噌汁だけは作ろうか
具が少ないやつを
あまり気分が晴れないので、鼻歌でも歌ってみる
でも、結果は変わらなかった
あぁ、まったく
人が一時的にいなくなるだけでこんなに弱ってしまうなんて情けない
パンッと頬を叩いて気持ちを切り替える
心配しなくても、冨岡さんならちゃんと帰ってきてくれるはずだ
今思えば、この考えが良くなかったのかもしれない
『もう1時になるのに、遅いな...』
私はさっきから玄関をチラチラ確認して、部屋に戻るという行動を繰り返している
理由は簡単、冨岡さんがなかなか帰ってこないからだ
なんだか、嫌な予感がする
数秒考えてから、息を吐く
やめよう、変な予想をたてるのは
帰ってきたら、飛び付いておかえりなさいって言ってやる
それから、嫌だと言われても前々から考えていた義勇さん呼びを実行しよう
そして、どんな反応をするか楽しむんだ
そうだ、いつもの生活が戻ってくるに決まっている
でも、冨岡さんは３時になっても帰ってこなかった
とうとう、玄関に座って冨岡さんの帰りを待つ
一緒に食べようと思って作った鮭大根は、すっかり冷めてしまった
そのとき
キィ...と門が開く音がした
ばっと顔をあげて門の方に走る
『！ 冨岡さん！？』
このときの私は勘違いしていたのだ
自分が何も奪わなければ、自分も何も奪われないと
でも、世界は私が思っているよりずっと残酷で
私の行動なんてお構いなしに、私の大切なものをいつも傷つける
私が歩く道は、決まって血で染まって赤いのだと思うと
少しだけ、胸が痛かった
『冨岡さんっ！！！』
私の瞳に写ったのは、いつもの平然とした顔の冨岡さんではなく
傷を負い、血で真っ赤な羽織を羽織った冨岡さんだった
ーーーーーーｷﾘﾄﾘ線ーーーーーー
急にシリアスだなぁ...
でも、これでやっと原作に近づきますよ！
後もうなん話(十なん話？)かしたら原作の最初のところと合流すると思いますから！
それまで読んで！
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セブンス・エイカン(プロフ) - へまとふぃりぃあさん» あはははは.....そうなんです、実はそうなんですよね。夢主ちゃんかなりヤバイですよね！！でも大丈夫、優しくなります。そうです優しくなるんです。(震え) (2020年10月23日 22時) (
レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
へまとふぃりぃあ - 私は気がついてしまいました…夢主の方が序盤の鬼よりも人を殺しているのでは と、言うことを (2020年10月23日 21時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーキャット(プロフ) - 作ってあるので入ってみてくださいパスワードは後で言います (2020年3月13日 8時) (レス) id: aed0ea54d9 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーキャット(プロフ) - セブンス・エイカンさん» https://uranai.nosv.org/u.php/novel/Kh199809182/ (2020年3月13日 8時) (レス) id: aed0ea54d9 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーキャット(プロフ) - セブンス・エイカンさん» はいそんな感じですえっとキャラクターでネズコちゃんも一緒にいるってことになってます本当は箱の中にいますけど夜しか出ない感じです (2020年3月13日 7時) (レス) id: aed0ea54d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セブンス・エイカン | 作成日時：2019年9月10日 23時
