15話 不健康な生活 ページ18
トントン、カチャ
包丁と、皿のぶつかり合う音が静かな屋敷に響く
時刻は朝の8時
そろそろ冨岡さんを起こさなければいけない
こちらの世界、そして冨岡さんの屋敷に来てから二週間のときが経とうとしていた
こちらの世界て過ごす日々は充実していて、かなり楽しんでいると言える
ある日は、冨岡さんと買い物に出掛けたり
少しだけ体力向上の為の訓練をしてもらったりもした
クロロ達と会えないのは寂しいけど、冨岡さんとの日々も幸せだなぁ
『失礼します、冨岡さん』
コンコン、と障子をノックしてから部屋に入る
冨岡さんは、まだ起きていなかった
『冨岡さん、もう8時ですよ
起きてください、冨岡さん!
もう、今日の任務は遠くまで行くから早く起こしてくれと言ったのは冨岡さんでしょう!?』
肩を少し揺らすと、のそのそと起き上がる冨岡さん
この姿だけ見たらとても柱には見えないんだよな...
少し呆れながらも、彼を引っ張り食事のもとに連れていく
二週間の間に色々と感じたことはあるが、一番気になったのはこの人の生活についてだったりする
まず、就寝時刻と起床時間
基本は夜中の1時に寝付き、朝の10時になるまでは寝ている
鬼殺隊に入っている時点で健康的な生活とは別れを告げたようだが、これはあまりにもひどい
もっとも、よく徹夜でパソコンをいじっていた私が言えることではないが
次に、食生活
冨岡さんと話し込んだ夜の次の朝、うろ覚えの日本食を朝食に出したのだが
「きちんとしたものは久しぶりだな...」と呟いていた
聞くと、どうやら1日2食生活が基本だったようで
それで筋肉量の割にほっそりとしているのか、と納得してしまった
最後に、部屋の環境
冨岡さんの屋敷はかなり広く、その分掃除も大変なのだが
冨岡さんはお手伝いさんを一人も雇っていないのだ
しかも彼は使わない部屋は気に掛けない主義らしく、畳が埃を被っている部屋も少なくなかった
まあ、つまり私が言いたいことは
«この人ほっといたら絶対病気になって死ぬ!»
ということだ
私の目の前で眠そうにご飯を頬張っている彼は、どうにも一人前の大人に見えず
14歳程の少女(精神年齢ではない)に世話をされる柱って...
と思われても仕方ないだろう
まあ、私の中身が大人すぎるのも原因の一つなのだろうが
今日も今日とて、水柱の屋敷は平和である
ーーーーーキリトリ線ーーーーー
急に話が飛んでごめんよーーーー!
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セブンス・エイカン(プロフ) - へまとふぃりぃあさん» あはははは.....そうなんです、実はそうなんですよね。夢主ちゃんかなりヤバイですよね!!でも大丈夫、優しくなります。そうです優しくなるんです。(震え) (2020年10月23日 22時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
へまとふぃりぃあ - 私は気がついてしまいました…夢主の方が序盤の鬼よりも人を殺しているのでは と、言うことを (2020年10月23日 21時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーキャット(プロフ) - 作ってあるので入ってみてくださいパスワードは後で言います (2020年3月13日 8時) (レス) id: aed0ea54d9 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーキャット(プロフ) - セブンス・エイカンさん» https://uranai.nosv.org/u.php/novel/Kh199809182/ (2020年3月13日 8時) (レス) id: aed0ea54d9 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーキャット(プロフ) - セブンス・エイカンさん» はいそんな感じですえっとキャラクターでネズコちゃんも一緒にいるってことになってます本当は箱の中にいますけど夜しか出ない感じです (2020年3月13日 7時) (レス) id: aed0ea54d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セブンス・エイカン | 作成日時:2019年9月10日 23時