＃�将� ページ12
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「 おーい！シリウス！ヤガミ！」
あれからシリウスと通路を歩いていると、赤に黄色が入ったユニフォームを着たポッターが手を振りながらやってきた。
『 あら、ポッター。どうしたの？ 』
「 競技場に向かおうとしたら君達が見えたからね。
それはそうと、これからスリザリンとの練習試合なんだけど良かったら見に来てくれたまえよ！
きっとリーマス達が特等席を取っておいてくれているはずさ 」
「 もう案内する所は案内したから俺は構わねえけど、お前はどうする？ 」
『 私も大丈夫よ。クィディッチを見るのは久しぶりだからとても楽しみだわ 』
「 じゃあ決まりだね！そうと決まれば競技場へ急ごう！ 」
ポッターがそう言ったと同時に感じた、ふわっとした浮遊感に思わず目をつぶる。
それから恐る恐る目を開ければ、ポッターに軽々とお姫様抱っこをされている自分の姿。
『 え、ちょ、ポッター！？ 』
「 危ないからちゃんと掴まっててね！ 」
言われるがままに真っ赤のユニフォームをぎゅっと掴むと、全速力で走り出すポッター。
…そしてそれに負けじと並走しているシリウスの姿。
この奇妙な光景のせいで他の生徒からの視線がとてつもなく痛い。特に女子の視線が。
そういえばシリウスが「 彼奴は顔だけは良いから、あの残念な性格を知らない女子は直ぐ惚れちまうんだ 」なんて言っていたけれど、
この視線はもしかしなくてもその女子達のものかも知れない。
『 あの、ポッター？私、自分で歩けるのだけれど … 』
「 え？何か言ったかい！？ 」
『 … なんでもないです 』
「 じゃあ競技場までもうひとっ走りするよ！
シリウス！スピードアップだ！ 」
「 ちょ、待てって！ 」
結局ポッターの有無を言わせない程の笑顔に屈して、まだまだ続く長い通路に絶望しながらユニフォームをまたぎゅっと掴んだ。
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箱 - すてきな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年3月31日 20時) (
レス) @page27 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - そうだったんですね！何も知らずに言ってしまっていました、すみません！これからも頑張って下さい！ (2023年3月20日 14時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃかま 。(プロフ) - イジーさん» 実はジェームズがシーカーであるかチェイサーであるかは作者様のインタビューと映画で異なっているんです…なのでこの小説はインタビューに沿ってチェイサーという設定にしています！ (2023年3月10日 1時) (レス) id: c589118b68 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - とても面白かったです！ですが、ジェームスってシーカーではありませんか？間違っていたらすみません。これからも頑張ってください！ (2023年2月18日 18時) (レス) @page14 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
ぱあたん(プロフ) - とっても面白くて思わずニヤけちゃいました…！これからも頑張ってください〜！ (2020年5月9日 12時) (レス) id: 5f3f43ce15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃかま 。 | 作成日時：2019年12月17日 22時
