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「 俺らが選択する魔法生物飼育学は実際に触れ合う事が多いから教室でやることが少ない。
まあ、強いて言うならあそこに見える禁じられた森に入るくらいだな 」
『 禁じられた森？ 』
「 名前の通り、授業以外では安易に入るのが禁止されてる場所だ。危ない魔法生物とか色々あるしな。
まあ俺とジェームズ達はよく出入りしてるが、見つかったら即減点されるから気をつけろよ 」
『 … 今のとっても説得力がなかったのだけど 』
「 そうか？気のせいだろ 」
そう言って悪戯好きな子供のように笑うブラックに釣られて、思わず私も笑ってしまう。
ブラックもリーマスと同じでその場所ならではの小話を挟んでくれるのだけれど、その内容はなんとも言えない。
「 事務室といえば、去年のバレンタインにジェームズと、管理人のフィルチに食べると顔中吹き出物だらけになるチョコを送ったんだけどよ …
いやあ、あれは傑作だったな！ 」
『 それは … 少しやりすぎじゃないの？ 』
「 いーや、あれくらい妥当だ。
フィルチは自分がスクイブだからって魔法が使える俺らに嫉妬して、暇さえあればいつも粗探ししてやがる …
俺は差別したり、勝手に自分の事を諦めてる癖にそれを人の所為にするやつが昔っから大嫌いなんだ 」
苦虫を噛み潰したような表情をしてそう言い放ったブラックに内心驚く。
いつもポッター達とつるんでバカ騒ぎしている彼しか見ていなかった所為で、そんな風な感情を顕にするなんて思ってもみなかった。
『 … ブラック、貴方意外と色々考えてるのね 』
「 意外と、ってなんだ意外とって。
それより … その、あれだ、そのブラックっていうのやめろ。シリウスでいい
ラストネームで呼ばれるの慣れてないんだよ 」
『 あら、そうなの？
それならこれからはシリウスって呼ぶわね。私の事も気軽にAって呼んで 』
「 おう 」
そう言って足早に歩いていったシリウスを小走りで追いかける。
今の今まで気づいていなかったけれど、シリウスはリーマスよりも更に背が高い分歩幅も比例して大きいはずなのに、私がついていけるようにゆっくり歩いてくれていた。
「 な、なんだよ。そんなこっち見て 」
『 シリウスって意外とジェントルマンなのね 』
「 だから、意外とは余計だ！ 」
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箱 - すてきな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年3月31日 20時) (
レス) @page27 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - そうだったんですね！何も知らずに言ってしまっていました、すみません！これからも頑張って下さい！ (2023年3月20日 14時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃかま 。(プロフ) - イジーさん» 実はジェームズがシーカーであるかチェイサーであるかは作者様のインタビューと映画で異なっているんです…なのでこの小説はインタビューに沿ってチェイサーという設定にしています！ (2023年3月10日 1時) (レス) id: c589118b68 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - とても面白かったです！ですが、ジェームスってシーカーではありませんか？間違っていたらすみません。これからも頑張ってください！ (2023年2月18日 18時) (レス) @page14 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
ぱあたん(プロフ) - とっても面白くて思わずニヤけちゃいました…！これからも頑張ってください〜！ (2020年5月9日 12時) (レス) id: 5f3f43ce15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃかま 。 | 作成日時：2019年12月17日 22時
