脚本家の言葉 ページ10
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ｺﾝｺﾝ
『綴くーん』
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時刻は22時。
皆はまだリビングにいる中、今日も脚本を書いている綴くんに夜食のスープとリンゴを持っていく。
…返事がない。
��入るよー？��
と、ドアを開けると、椅子に座って机に伏せている綴くん。
そのまま寝落ちしちゃったんだね。
私はテーブルに夜食を置き、近くにあったブランケットを綴くんにかける。
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綴「……ん……A、さん…？」
『あ、ごめんね。
起こしちゃった？』
綴「いえ、大丈夫っす。まだ脚本も途中なので。
どうかしました？」
『まだ脚本書いてるだろうなーと思って、夜食持ってきたんだけど食べる？』
綴「まじっすか。
有難くいただくっす」
・
と、ソファーに座り、
��いただきます��
と手を合わせ食べ始めたため、私も隣に座る。
・
綴「あったけ〜…。
これ、Aさんが作ってくれたんすか？」
『うん。
もうこんな時間だから質素だけどね』
綴「いやいや、めちゃくちゃうまいっす。
ありがとうございます」
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と言う綴くんの目の下には、大きな隈が。
・
『綴くん、少し寝た方がいいんじゃない？』
綴「え？
あぁ、でも、今いい感じなんすよね」
『休むのも仕事のうちって言うでしょ。
体壊したら、元も子も無くなっちゃうよ』
綴「…そっすね。
何かAさんって、母親みたいっすよね』
『え…私まだそんな歳じゃない…。
ショック…』
綴「え、や、違う違う！！
…そうじゃなくて、こうやって健康気遣ってくれたり、家事もやってくれたり、皆平等に接してくれたりするじゃないっすか」
『…若干迷惑なの2名いるけどね』
綴「…至さんと万里っすかね、はは…。
でも、それくらい皆、監督のことも、Aさんのことも大切で、感謝してるってことっすよ。
Aさんがお世話係として来てくれて、本当感謝してます」
・
��ありがとうございます��
とニコッとする綴くん。
う、やばい…涙腺が…。
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『ｽﾞﾋﾞｯ…違うこれは涙じゃない』
綴「ははっ、そういう事にしておきます」
・
と、スマートにティッシュを持ってきてくれる綴くんに、
・
『…綴くん、私も皆に会えて本当に良かった。
ありがとう』
・
と伝えると、
��お互い様っす��
と微笑みながら頭を撫でてくれる。
劇団の脚本家は、私がここにいる意味を改めて実感させてくれた人だった。
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riara(プロフ) - さらさん» 大丈夫です！お話考えておきますね☺︎ (7月2日 11時) (
レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - お返事遅くなってすいません！！お話それぞれが、良いです！！大丈夫ですか！？ (7月2日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - さらさん» 初めまして、コメントありがとうございます☺︎リクエスト承りました。それぞれのお話と2人同時のお話、どちらがよろしいですか？☺︎ (6月30日 22時) (レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話めちゃ大好きです！！凄く気に入ってます！！私もリクエストいいですか！？ガイさんとシトロン書いて欲しいです！！ (6月29日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - ユニさん» いつもありがとうございます！気に入って頂けたようで何よりです☺︎ (6月28日 17時) (レス) @page46 id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riara | 作成日時：2022年2月3日 21時
