男の子、再確認 ページ26
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幸「そう、それで針を穴に通す」
『…お、できた』
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ただ今、幸先生のお裁縫教室のお時間です。
次の公演の衣装作りをお手伝いしてます。
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太「Aちゃん、俺っちより全然上手いっス…！」
幸「当たり前でしょ、これでも女なんだから」
『ねぇ傷ついたよ今』
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最近の高校生ってこんなに辛辣なの？
怖い。
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い「ほんと助かる〜。
私じゃどうにもできなくて」
幸「ほんと、怪我してばっかりだったから」
『いづみは家庭科の授業でも怪我してばっかだったし毎回作る作品はガタガタだったよね』
い「ちょ、それは言わないでよ！」
真「その話…もっと聞きたい」
幸「うゎ、出たよサイコストーカー」
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いつから聞いていたのか、急に現れた真澄くん。
いづみの失敗談も大好物だったか…。
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『だったら真澄くんも一緒にやろうよ』
真「俺はそんな暇ない」
幸「監督は裁縫できる男が好きだってこの前言ってたよ」
い「え！？
そんなこと私一言も…！」
真「やる」
・
��ちょろ��
と隣で呟く幸くんは、この上なく悪い顔してる。
だがしかし賛同。
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『…真澄くん上手だね』
真「俺だってこれくらいはできる」
幸「へー、監督よりは使える」
い「幸くん、傷ついたよ」
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私にもいづみにも辛辣な言葉を浴びせる幸くんだけど、いづみが持ってきてくれたお茶にも手を出さず、誰かと話をしている時も手を止めないくらい、今は人手が足りてないみたい。
だからこそ頑張らなければ、という熱に溢れ、黙々と進める。
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『いっ…！った…』
太「Aちゃん！
大丈夫っスか！？」
『大丈夫大丈夫っ、ちょっと指刺しちゃっただけだから…』
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って隠したけど、チラッと見ると思ったより深く刺していたようで、徐々に血が出てきている。
…あー、絆創膏貼らないとまずいな。
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幸「貸して」
『えっ…』
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突然幸くんに手を掴まれる。
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幸「あーあ、結構深くまでいってんじゃん」
『あはは…』
・
��手当するから大人しくしてて��
と、テキパキと処置をしてくれる。
…幸くんの手、意外と大きいなぁ…。
手を掴まれた時の力強さ、骨張った手、温かさ…。
そこまで体は大きくないし、華奢だし、顔も可愛いから忘れてたけど…
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『…幸くんも男だったんだね』
幸「はぁ？」
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riara(プロフ) - さらさん» 大丈夫です！お話考えておきますね☺︎ (7月2日 11時) (
レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - お返事遅くなってすいません！！お話それぞれが、良いです！！大丈夫ですか！？ (7月2日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - さらさん» 初めまして、コメントありがとうございます☺︎リクエスト承りました。それぞれのお話と2人同時のお話、どちらがよろしいですか？☺︎ (6月30日 22時) (レス) id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話めちゃ大好きです！！凄く気に入ってます！！私もリクエストいいですか！？ガイさんとシトロン書いて欲しいです！！ (6月29日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
riara(プロフ) - ユニさん» いつもありがとうございます！気に入って頂けたようで何よりです☺︎ (6月28日 17時) (レス) @page46 id: 2b69cc4f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riara | 作成日時：2022年2月3日 21時
