【ヒロアカ】光柱はヒーローを目指す

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人はいないと思って独り言を声に出すと少し離れた所に爆豪は立って聖菜を見ていた

貴女『(…何で……)』

爆豪「何がって聞いてんだよ」

貴女『え……え…帰ったんじゃ……何でいるの……』

爆豪「いちゃ悪ィかよ」

爆豪は面倒になる前に早く帰っているだろうと思っていた為まだこの場にいる事に驚いている聖菜

貴女『いや…そう言う事じゃ無いよ……ただ…もう帰ったんだろうと思っていたから……』

聖菜は思った事を言うと爆豪は聖菜に近づいて来て屈むと聖菜の手の平に絆創膏を貼る

貴女『え…絆創膏？何で…』

爆豪「気づいてねぇのかよ…出血してんだろうが
バカかよ…バカだなてめェはよ…」

あの険しい表情の爆豪の普通の表情を見て驚く聖菜
傷の事を意識すると痛みが少しづつ出て来た

貴女『ゔっ…い……痛い……』

爆豪「ったりめえだろうが！！！！
おっせぇんだよ！！！」

言葉は乱暴だが聖菜の傷に絆創膏を貼る手付きは凄く優しくて丁寧だった

貴女『ありがとう………かっちゃん…』

爆豪「かっちゃん言うなっ！！！」

貴女『かっちゃんって呼び名しか知らないもん…
……私の名前分かる？』

爆豪「あぁ？………………」

沈黙が続き自己紹介してなかったなと思った聖菜は爆豪の方へ体を向き直す

貴女『私は椿乃聖菜！！よろしく！！』ﾆｺ

爆豪「………爆豪…………勝己…」ﾎﾞｿｯ

貴女『よろしくね！！爆豪くん！！
改めて絆創膏もありがとう！！』

爆豪「勘違いすんなよ！！恩を返しただけだ！！！」

貴女『…恩？うん！！ありがとう！！』

爆豪「フンッ！！」

爆豪はズカズカと帰ってしまった
聖菜は爆豪の姿を風柱実弥の姿を重なって見えて会いたいと言う気持ちが込み上げて来て少し涙が出そうになった









爆豪「たくっ！！調子の狂う奴だ……椿乃聖菜か」ﾎﾞｿｯ

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