【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい10 (ページ19)

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第107話組曲ページ19

巨大な蔦の様なモノをよじ登り終えると目の前には遺跡があった

貴女『ここ遺跡？』

ﾁｮｯﾊﾟｰ「セナ！！やっと会えた！！」

貴女『チョッパー！！良かった』

ﾁｮｯﾊﾟｰ「傷だらけだぞ！！？」

貴女『大した事ないよ』

セナはチョッパーと合流してルフィ達を探す為歩き始める

「＂待て＂」

貴女『え？』

ﾁｮｯﾊﾟｰ「！」

「＂待て＂だホーリーホーリー＂待て＂！！！」

セナとチョッパーは後ろを振り返ると大きな犬が近くに伏せていた

貴女『っ！！？』

ﾁｮｯﾊﾟｰ「あああああああああ！！！」

「お前らで今日は4人目さ
ここへ辿り着いたのは……」

ﾁｮｯﾊﾟｰ「え！？」

貴女『誰…』

「まったくウッカリしてやがるぜあのクモ頭…お嬢ちゃん…ゲダツをけしたな」

貴女『！！』

「あァいいんだいいんだ…あんなバカは消えた方が世の為さ…そう思うだろ」

チョッパーは男の言葉に怯え後ろへ下がろうとすると何かに足を引っ掛けて転び何かと見ると血まみれの男性が倒れていた

ﾁｮｯﾊﾟｰ「ぎゃああああああああああ」

貴女『チョッパー！？』

「そう怯えるな
その犬はホーリー俺の愛犬だ……噛みつきゃしねェよ……」

ﾁｮｯﾊﾟｰ「だ…だってコイツ血まみれで倒れて…」

「ホーリーは躾が行き届いてるから無闇に人を噛んだりしねェ…その男は俺が斬り刻んだ」

貴女『あなたが！！？』

ﾁｮｯﾊﾟｰ「余計コエーよ！！お前誰だァ〜〜！！！」

オーム「俺の名はオーム…兎に角静かにしろ…俺は今人間の脆さを憂いている
儚い人の命と知りながらなぜ人はまた戦い朽ちるか」

貴女『えっと……何が？』

オーム「幸福になろうと生まれ幸福を欲し戦いに死す
ならば最初ハナから何をせずともよかろうて抜き差しならない人の性だ…哀しいな……だが救いの道は一つある」

貴女『救い？』

ﾁｮｯﾊﾟｰ「？」

オーム「皆死んだらいい」

貴女『何言ってるの！！？』

ﾁｮｯﾊﾟｰ「何コエー事言ってんだコイツ〜！！」

オーム「ここに何をしに来たんだ……？」

貴女『私達は仲間と』

ﾁｮｯﾊﾟｰ「黄金を探しに…」

オーム「欲すれば戦いを生む」

貴女『え？』

オーム「お前達を救おう」

腰に下げていた剣を抜くとセナとチョッパーに向けて来た

貴女『っ！！？』

ﾁｮｯﾊﾟｰ「！！！(全然救う気ねーーー！！！)」

貴女『チョッパー！！行きましょう！！』

ﾁｮｯﾊﾟｰ「おっおおう！！」

ダッダダダ！！