【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい9 (ページ28)

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目指す対象が＂島＂じゃなくて＂海＂なので頼る指針がない事に気づくセナとナミは焦る

貴女『鳥の…習性？』

ｸﾘｹｯﾄ「そうだある種の動物は体内に正確な磁石を持ちそれによって己の位置を知るという」

ナミ「うん…ハトとかサケはそんな能力(ちから)があるって聞いた事あるけど」

ルフィ「じゃあゾロお前は動物以下だな」

ゾロ「てめェが人の事言えんのかよ！！」

ｸﾘｹｯﾄ「＂サウスバード＂はその最たるものだ
どんなに広大な土地や海に放り出されようともその体に(・・)正確な邦楽を示し続ける
兎に角！！この鳥がいなきゃ何も始まらねェ！！！
＂空島＂どころかそこへ行くチャンスに立ち会う事も出来んぞ！！」

3人「えー！！？」

セナ達は急いで森の中へと入り鳥を見つける為に3手に別れて探す事にした

貴女『変な鳴き声ってどんなのかな？』

ロビン「色々あるものね」

セナ、ゾロ、ロビンの3人は歩いていると悲鳴の様な声が森に響いてきた

ロビン「悲鳴が聞こえたわね…」

貴女『大丈夫かな？』

ゾロ「放っとけ……」

ドサッ…！！
ゾロ「ムカデか…いやにデケェな」

落ちて来たムカデを持ち上げそう言うゾロ
セナは上を見上げて鳥のような影を見つけようと歩いていると躓きゾロの方へ倒れた

ガタ…
貴女『あっ…』

ゾロ「何してんだよ…」

貴女『ごめん…』

ゾロ「ちゃんと前を向け」

貴女『うんありがとう！！私そっち見て来るね！』

そう言うとセナはゾロとロビンから離れ薄っすらと姿が確認できるくらいの距離まで行き探している姿をゾロとロビンは見守る

ゾロ「たく…危なっかしいな…」

ロビン「随分と優しいのね」

ゾロ「あ？」

ロビン「あなたも他の人達も本当に大切な子なのね
短い期間だけど見ててそう思うわ」

ゾロ「……いいかまだ尻尾は出さねェ様だが俺はお前を信用しちゃいねェんだ…」

ロビン「……だけど……」

ゾロ「何だよ」

ロビン「そっちは今来た道」

ガサ…ガサ…
貴女『2人共！！あっちから鳥の鳴き声が聞こえて来たの！！行ってみよ……ん？どうしたの？』

ロビン「いいえ行ってみましょう」

貴女『ゾロ足元気をつけて』

ゾロ「待てって…うわ！！」