【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい9 (ページ23)

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第96話メシを食おうページ23

航海日誌を読み終わるとセナ達は切り株の所に座りクリケットの話を聞く事にした

ｸﾘｹｯﾄ「いいかおめぇらまず…＂空島＂について俺の知ってる事を全て教えてやる
何もかもが不確かな事だが信じるかどうかはおめェら次第」

貴女『分かった』

ルフィ「うん信じる」

ｳｿｯﾌﾟ「早ェよ」

ｸﾘｹｯﾄ「この辺の海では時として真昼だってのに一部の海を突然＂夜＂が襲う奇妙な現象が起きる」

貴女『あったね！！』

ルフィ「おう！！あったぞ！！」

ｳｿｯﾌﾟ「おう！！夜が来てほんでその時怪物が現れたんだ」

ｸﾘｹｯﾄ「巨人の事かアイツらがどこからやって来るかって謂れもあるが今はおいとけ
突然来る＂夜＂の正体それは極度に積み上げられた雲の影(・・・)だ
＂積帝雲＂そう呼ばれる雲がある
空高く積み上げるもその中には気流を生まず雨に変わる事もないそいつが上空に現れた時日の光さえも遮断され地上の「昼」は「夜」にも変わる
一説には＂積帝雲＂は何千年何万年もの間変わる事なく空を浮遊し続ける＂雲の化石＂だという」

ナミ「積み上げても気流を生まない雲！？
そんなバカな事…」

ｸﾘｹｯﾄ「ある訳がないと思うのも自由
俺は別に信じろと言ってる訳じゃない」

ルフィ「＂不思議雲＂って事か」

ｸﾘｹｯﾄ「そうなるな未だ解明されねェ雲だ
いいか＂空島＂がもし存在すると言うのならば
そこ(・・)にしか可能性はない」

ルフィ「そうか！！よし分かった！！
その雲の上に行こうおい皆支度しろ！！
雲舵いっぱいだ！！おっさん教えてくれてありがとう！！」

貴女『あっ！！ちょっと待って！！』

ナミ「行き方(・・・)が分からないって何度言わすの！！？」

行き方も聞かずに支度して船を出そうと言い出すルフィとウソップを大人しくさせる様にナミは2人を殴る

ｸﾘｹｯﾄ「ここからが本題だ言っておくが命を賭けろ」

2人「もう瀕死」

ｸﾘｹｯﾄ「＂突き上げる海流(ノックアップストリーム)＂
この海流に乗れば空へ行ける理屈の問題だ分かるか？」

貴女『それって…船が吹き飛ばされちゃう海流なんでしょ？』

ルフィ「そうか吹き飛べばいいんだ雲の上まではは」

ｳｿｯﾌﾟ「海流で？」

ナミ「だけどそれじゃそのまま海に叩き付けられるって話を…モックタウンで……」