無意識の幼馴染み (ページ10)

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１０．ページ10

山崎side

バイト終わり、真鳥くんとの待ち合わせ場所に向かう。

真鳥「あ、こっちこっち！」

山崎「遅れてごめん！」

真鳥「そんな待ってないよ。ほら行こー。」

山崎「うん。」

レストランに着いて、メニューを眺める。

山崎「ん～…」

真鳥「むっちゃ悩んでるやん。」

山崎「こういう時、さっと決められへんねん。優柔不断やから。」

真鳥「俺も。どれも美味しそうやもんな。」

山崎「そうやねん。」

色々迷った結果、一番最初に見つけた料理にした。

こういうことって良くあるよね。←

真鳥「飲み物、どうする？」

山崎「あ、オレンジジュースで。」

真鳥「じゃあそれで。」

店員「かしこまりました。」

店員さんに注文をし終えると、真鳥くんはなぜかニヤニヤしている。

山崎「何、ニヤニヤしてんの？」

真鳥「いや、変わらんな～って。」

山崎「変わらん？」

真鳥「あ、いや、末澤から聞いてた話と全く変わらんなって。」

山崎「何の話ですか？」

真鳥「Aって酒強くないんやろ？やから、飲み物はいつもオレンジジュースやって。」

山崎「そんな話までしてたん。」

真鳥「あいつ、俺にAのことむっちゃ話してたから。もしかしたら、Aの想像つかへん事まで話してるかもよ？」

山崎「えぇ、それは困る…。例えばどんな話？」

真鳥「まあそれはおいおいね。」

いくら仲良いとは言え、人の話勝手にするのはあかんやろ。

あいつ、説教したらな。