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初対面 ページ8

貴「美しくはありません」



瞬時に、私は手に持っていた小型ナイフを彼に向け放った



もちろん当てる気などない。



キッド「ははっ、冷酷は認めるのですね」



妖しく影に逃げ込む怪盗キッド。



その立ち姿はまだ、私と同じくらいに思えた



貴「イギリスメイドは冷酷です。メイドとは生贄、メイドとは死人。


かつてのメイドは愛され、殺され、呪い呪われの存在。



日本がそうでなくとも、メイドは笑うことを許されない。



冷酷な存在だと、学んでおります」



私の話を真剣に聞いてる様子のキッド



キッド「メイド…でしたか。見るに、鈴木財閥のメイド…


お名前を聞いても…?」



貴「Aと申します。」



私はぺこりと頭を下げスカートを軽く持つ



メイドとは常に淑女。どんな相手であろうと、挨拶は丁寧に。




キッド「A…?」



私は顔を上げる



貴「…」




キッドは何か考えるように手を顎に当てる




キッド「…いい名前だ。私達はまた会うことになるでしょう。

では」




貴「待ちなさい」



私と話している間にも、キッドの手には既に宝石が持たれていた




私はマントにナイフを投げ刺し、動きを止める




キッド「げ…」




貴「私は警備を任されています。簡単に逃がすにはいかないのです。」



キッド「強いお嬢さんだ。さすがイギリスメイド。育ちも教育も成っている」



キッドは勘違いをしていた




貴「産まれは日本ですよ。イギリスには3年しか滞在していませんでした」



キッド「え…まじかよ」



時折、キッドの敬語口調が抜けるのが気になる。



貴「さぁ、トドメと行きましょうか。


じっとしていれば、ナイフが心臓に刺さることはありません。」



私はナイフを構え、いざ投げようとした





そのとき




「Aーー!!!どこ行ったのよ…!!」




貴「園子様!?」




この声は園子様のだ。




キッド「ほぅ。鈴木園子の専属メイドということですか。



彼女のおかげで助かりました。」




私が目を離した瞬間飛び立つキッド



貴「……」



そんなこと、どうだっていい。




今は園子様の所に、、




守るべき人の元に行かなくては

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設定タグ:怪盗キッド , 黒羽快斗 , 名探偵コナン   
作品ジャンル:恋愛
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れなれなれ - 続きむちゃくそ気になる!!!書いて…ください (2022年7月12日 20時) (レス) @page14 id: 8543c17434 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぷぷ - え………終わり? (2022年5月8日 18時) (レス) @page14 id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
\(^o^)/ - うぅぇぇぇぇぃい?!?!終わり!?続きをお恵みください! (2022年2月13日 22時) (レス) @page14 id: 111ab3751f (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白かったです!もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています!(*´ω`*) (2022年2月10日 14時) (レス) @page14 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
rirey - すごく面白いです!更新頑張ってください! (2020年1月29日 19時) (レス) id: ec0ea712a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪菜 | 作成日時:2019年5月19日 1時

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