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『ん……』
マリンが目を覚ますと見慣れない天井が広がっていた。
しかし、それ以前に驚きで自分の身体を見て固まる。
『肌が白くない………⁉』
白鉛病が治っている。彼の言っていた事は本当だったのか、でもなぜ敵である自分を助けたのか、しばらく自分の身体を見つめ考えていると男の声が聞こえた。
「ようやく目が覚めたか」
『‼…トラファルガー‼』
ドアが開きその人物は現れた。男は白いファーの帽子をかぶっている。トラファルガー・ローだ。
「気分はどうだ？」
『最悪よ。早く帰して』
「それはできねぇな」
フッ…とローの笑う声が聞こえた。マリンはキッとローを睨む。
帰してもらえないのなら勝手に帰えればいい。
そう考えたマリンはドアの方へ歩き出す。突如、部屋がぐらりと揺れた。
この揺れ方にはマリンにも見覚えがある。船の揺れだ。
『⁉』
マリンは窓に近寄り外を確認する。そこは予想通り海の上だった。
「だから言ったろ。帰すことはできねぇって」
『…どういうつもり?』
「同じ国出身として興味が湧いた。俺はお前が仲間になるまでお前を船から降ろす気はない」
同じ国出身…?トラファルガーもフレバンス出身ってこと……?
マリンが混乱している間にローはドアへ向かって歩き出した。
「あぁ…それと。お前の心臓は預かっておく。妙な真似はするなよ…」
そう言うとローはマリンに心臓を見せた。作り物ではない。
嫌な予感がして襟を引っ張り隙間から自分の身体を見る。心臓の位置にぽっかりと穴が開いていた。
『…貴方の能力ね…?』
「そうだ。分かったら大人しくしてろ。」
そう言ってローは部屋から出て行った
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ぼんど(プロフ) - マリアさん» コメントありがとうございます！早くローとの展開を書きたいので頑張りますね！ (2021年7月21日 23時) (
レス) id: 35902c24cd (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - とても、面白いです！これから、ローとどうゆう関係になるのか楽しみにしてます(^^)更新待ってます！ (2019年9月1日 19時) (レス) id: 4cdcd75303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼんど | 作成日時：2019年5月5日 23時
