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「すっげー！！USJかよ！！？」
「水難事故
土砂災害
火事……etc
あらゆる事故や災害を想定し僕がつくった演習場です
その名も……
ウソの 災害や 事故ルーム」
「本当にUSJだ…」
「スペースヒーロー「13号」だ！
災害救助でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー！」
「わー私好きなの13号！」
みんなが騒いでいる間に、13号先生と相澤先生が打ち合わせみたいなのをしている
そう言えば、オールマイトは？
「えー始める前にお小言を一つ二つ…三つ…四つ…」
「増えてる…」
「皆さんご存知だとは思いますが
僕の“個性”は“ブラックホール”
どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「その“個性”でどんな災害からも人を救い上げてるんですよね」
出久くんの言葉に13号先生は頷いたあと続けた
「しかし簡単に人を殺せる力です
皆の中にもそういう“個性”がいるでしょう」
私の個性も簡単に人を殺せるんだ
作った氷柱が急所に当たれば危ないし、人を内側から凍らせば体が耐えきれず壊死してしまう
「個人社会は“個性”の使用を資格制にし厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます
しかし一歩間違えれば容易に人を殺せる“いきすぎた個性”を個々が持っていることを忘れないで下さい
相澤さんの体力テストで自身に秘められている可能性を知り
オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います
この授業では…心機一転！
人命の為に“個性”をどう活用するかを学んでいきましょう」
人の為…
＿この個性で、人を救いたいんです！＿
「君たちの力は人を傷つける為にあるのではない
救ける為にあるのだと心得て帰って下さいな」
この個性で、人を救う
言葉では、簡単に聞こえるかもだけど
やらなくっちゃ！
「一かたまりになって動くな」
「ぇ？」
「13号！！生徒を守れ｣
命を救う訓練で、
私たちは
悪意と向き合う
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作者名：うぃず | 作成日時：2020年1月2日 11時
