ワンピの世界に転生した女子のよくある話 PART１ (ページ46)

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『よんじゅうさん。』ページ46

『あ。ロー見っけ。』

騒ぎになってるゴーストタウンを迂回していくとコラさんを見つけるよりも先にローを見つけた。

俺すげぇ。

だがしかし、俺がローのいる場所に到着するより先にコラさんが反対からやってきた。さりげなく2人でいい雰囲気作ってんじゃねぇよ。俺も混ぜてくれ。

コラさんがローに何かを見せてるところで俺は2人のもとにたどり着いた。

『はぁ…。やっと到着した…。久しぶりだな。2人とも。』

ロー「…A…！」

コラ「お、A！来てくれたんだな！」

『おう。まーな。てか、コラさんが来いって言ったんだろ。』

コラ「そうだったな。あ、今からローにオペオペの実を食わせるところなんだった。…いいから食え！ロー！」

ロー「もがっ！？」

無理矢理コラさんによって口に押し込まれた悪魔の実を、ローは飲み込んだ。

ロー「……お、おいコラさん、まだおれ能力者になるなんて、心の準備も…」

ドサァッ…！！

『コラさん！！？』

うつぶせに倒れたコラさんを、ひっくり返して仰向けにするとコラさんは全身から血を流していた。やはり、さっきの銃声はコラさんに向けてのものだったようだ。

『…っ俺、救急箱かっぱらってくる！』

海賊がいて、さらにその近くには海軍もいるんだから絶対にあるはずだ。

『…あった！！』

襲ってくる敵をボコボコにしながら海賊のアジトの中を探し回って救急箱をやっと見つけた俺は、来た方向へ全力で飛んだ(物理)。

『コラさん！見つけたぞ！…え？コラさん？ロー？どこ行ったんだ？』

ちゃんと元の場所に戻ってきたはずなんだが、いたはずの場所には真っ白い雪の上に赤い血が残っているだけだった。

『ふぅ…。どこに行ったんだよ2人とも…！』

半年でようやく使いもんになるようにした見聞色を使うしかないか。

『……見つけた。今行くからな…！思ったより時間がかかっちまったな…くそっ…！』

上を見上げればドーム状の糸が中心から放射状に出ており、コラさんとローが簡単に逃げられるようには思えなかった。

さらに上空から糸が降ってきて、近くにいた海賊たちが同士討ちを始めた。

ついでとばかりに俺の方にも向かってくるし、散々な目にあったが、気絶するほどに殴っておけば目が覚めた時に起きてこないことを知った。

ことごとく入ってくる邪魔に手を焼きつつ俺は2人のいる場所に着くと、ドフラミンゴとコラさんが銃を向けあっているのが見えた。

『やめろぉぉぉ！！！』

ドン！！ドン！！ドン！！