アイツと私の関係【赤】

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小瀧「…やっぱり。」








そう呟きながら、自分のデスクへと向き直した小瀧くん。



…あれ？

と、なんだか不思議に思いながら
少し小瀧くんの様子を伺おうとすれば、








重岡「A。」







ずか、っと間に突然入ってきた重岡。









「え？」


重岡「おはよう。」


「お、はよ。」








そして何事もなかったかのように、自分のデスクへと座る。


ん？と頭の中にはたくさんのはてなが浮かんで。



ついさっきまでの小瀧くんへの疑問も、あっという間に重岡へと意識がいってしまって。






…なんか、ずるい。







重岡「…ぃてっ！」





そんな気持ちを込めてパシッと軽く重岡の背中を叩けば、


なにすんねん、なんて笑いながらこっちを向いて。









「なんか、ムカついた。」


重岡「ははっ、変なやつ。」









たったそれだけ。


それだけなんだけど、胸がぎゅーっとして。








早く土曜日にならないかな。






どういう格好すればいいのかも

どうすれば可愛くなれるのかも



なにも解決してないはずなのに、そう思った。

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