#33 ページ9
後ろから声がする。
慌てて、会場に戻ると
いつもはあまり叫ばない奏歌と
いつも叫んでる真冬が私の名前を呼んでくれていた。
いつもなら、いつもの私ならこんなことはしないでも今日の私は
居場所がやっと分かったのかな?
こんな場所で叫んでしまった。
やっちまった。
金平糖こっち向くな。
なんか、ひきこもり2人がこっちへ走ってくる
「うぇぇぇぇえええええ!!!こっちくんなぁぁぁあああああ!!!!!!」
奏歌、真冬、コワい
金平糖。こっち向くな。
「やっと……はぁ……へぁ……会えたなぁ……疲れた。」←
息切れがすごい、奏歌、真冬金平糖。
「金平糖。帰れ。後で来い。」
いいかな。やっときたかな。
私達は、ライブ会場の周りを何周もした。←
私が今世紀最大に驚いていることは体育の授業をサボってている2人
がこの体力は可笑しいと思う。
おっと、ここから真面目タイムか
ドンッ!
ちょっ!これ、壁ドゥンじゃないスか?!
オイッ!
「Aさんは………
どうされたいんですか?」
「へ?あ。うん。」←
思ってた質問と違う。
もっと、単純なことかと思ってたのに。
『どうされたい』
か。
今すぐにでも、ここから解放して欲しい。
今の私なんか見て欲しくない。
また、裏切る。
殴られる、血が出る!!
化け物て!!
石を投げる!!!
早く!離して、解放して!!
愛して!!
心配して!!
自分が必要だと言って!!
私をいない存在としないで、私のことをみて!!
『生きてていいよ!』ていって!!
・
・
変わった。
あれ?可笑しい。何でだろう。
こんな私見捨ててほしいのに、
愛して欲しい。このままの私をすべて
見捨てないで。
て思ってる私もいる。
………ぁ、そうか私素直じゃないだけか
ホントの私は
『愛して、心配して欲しい』だけだったんだ。
229人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらだねね - 文ストやってる...w (2018年9月5日 14時) (レス) id: 4728eb5e2f (このIDを非表示/違反報告)
従順なこいぬ(プロフ) - 紗詠さん» だよね…ね?…← (2017年12月21日 23時) (レス) id: ed46b5e26d (このIDを非表示/違反報告)
紗詠(プロフ) - フユカさん» 私も頑張らないと。 (2017年12月21日 20時) (レス) id: cd18944445 (このIDを非表示/違反報告)
紗詠(プロフ) - 従順なこいぬさん» それは多分皆望んでくれているはず……… (2017年12月21日 20時) (レス) id: cd18944445 (このIDを非表示/違反報告)
紗詠(プロフ) - フユカさん» そらまふー!!! (2017年12月21日 20時) (レス) id: cd18944445 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紗詠 | 作成日時:2017年10月12日 20時