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祭り翌日


果たして今日は本当に遊ぶのだろうか


あれ以来全く話してないのに



部活が終わったら速攻で帰って着替えた


そして6時に間に合うように待ち合わせ場所に向かった



約束の時間になった


が、やはり梓は来ない




「 来ない、か…ま、そうだよな… 」




帰ろうか、そう思ったそのとき、名前を呼ばれた




「 A! 」




いつも聴き慣れていた声が聞こえた


振り返るとそこには梓がいた




「 梓 」



「 ………今日のかっこ、変、かな。 なんか、落ち着かなくて。 でももう最後にするよ、ごめん 」




梓は長めの金髪をストレートにして緩く後ろで縛っている


化粧もいつもよりは薄めである


そしてパーカーにジーンズとラフな格好



他人から見れば女か男か迷うところだろう




「 じゃ、行こっか 」



「 …おう 」



「 あ、今日は一昨日のことは一旦忘れること。

約束な! 」



「 おう 」




祭りが開催されているある神社の参道にはたくさんの提灯が綺麗に横になっている

その神秘的な光景は雑誌やテレビなどでも報道されるほど


参道の階段を下ると、そこには屋台がずらりと並んでいる




「 A! 俺、綿あめ食べたい! 」



「 おう。 いいよ 」




俺たちは綿あめの屋台に向かった




「 綿あめ、一つください! 」



「 お、嬢ちゃん、かわいいね〜。


おじさん、少しおまけしちゃおうかな! 」




がはは、と豪快に笑う屋台のおっちゃん




「 あれ? 隣にいるイケメンくんは、彼氏かい? 」



「 あ、えっと…」




視線を彷徨わせる梓


俺は二人の間に割り込んで、



「 はい、 俺、こいつの彼氏ですよ 」



と、言ってやった




「 そうかい、そうかい!

はい、綿あめだよ! 大きめに作ったから彼氏くんと一緒に食べな! 」



「 ありがと! えっと、財布… 」



「 おっちゃん、お金 」




俺はおっちゃんにお金を渡し、その屋台から離れた




「 お金、あとで返す 」



「 や、いい 」



「 悪いよ 」



「 いいってば 」



「 う、ごめん… 」



俺たちはしばらく歩き、人気が少ない穴場へ向かった

そこは花火が綺麗に見えるところなのだが、知っているのはそう多くない




「 花火、もうすぐ始まんね 」



「 そーだね。



あ、その前に、一ついい? 」




梓は俺から少し先に行き、俺の方をくるりと向いた




「 今日で聞くのは最後にする。


ねぇ、今日の格好、どう? 」




*→←*



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さかな(プロフ) - ホタルさん» ああああああありがとうございますぅぅぅ!!! めちゃくちゃ嬉しいです! また新しい小説あげると思いますので、そのときはまたよろしくお願いいたします! (2017年10月2日 19時) (レス) id: 1683482e3d (このIDを非表示/違反報告)
ホタル(プロフ) - こういう系好きですうううううう!!ありがとうございます(合掌) (2017年10月2日 12時) (レス) id: e79370225b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さかな | 作者ホームページ:無気力組とシェアハウス、してみたくない?  
作成日時:2017年9月23日 22時

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