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学校へ着くと、俺と梓は違うクラスなので、教室の前で別れた
「 Aくん、おはよっ! 」
「 あ、西条さん、おはよう 」
えへへ、と笑うのは同じクラスの西条栞さん
クラスの中でも結構人気のある人のようで、いつ見ても誰かと一緒にいる
今日も俺に挨拶をすると友達のところへ行ってしまった
昼休み、俺は梓と昼食を食べるため、教室を出ようとすると西条さんに呼び止められた
「 あの、さ 」
「 ん? 」
「 えーと、その 」
西条さんは顔を赤くして髪をいじっている
「 明後日さ? お祭り、あるらしいんだけどね? 」
( お祭り…? あぁ、確かそんなのもあったっけ )
「 うん 」
「 もし、もしね? 誰とも予定がなければ、一緒に行かない…? 」
( …あー、どしよ。 俺、女子と二人きり、苦手なんだよね… )
「 Aー! 」
そのとき、ちょうど梓が教室に来た
「 ごめん。 ちょっと確認してくる。
昼休み終わったら言うね! 」
「 うん! 」
購買へ向かう途中に梓に「 なんの話? 」と聞かれた
「 あー、明後日お祭りあるんだってよ。 一緒に行かないってさ 」
「 そーなんだ、行くの? 」
「 まだ分からん。 梓は? 」
「 えー、俺、Aと行きたいって思ってたんだけど! 」
「 ふーん、じゃ、行く? 」
「 行く! 」
「 じゃ、明後日、いつもの場所で6時ね 」
「 おーけ! 」
また梓との予定ができた
( 西条さんに謝っておこう )
昼休みが終わって西条さんに直接断ったら、西条さんは大丈夫!と言った
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さかな(プロフ) - ホタルさん» ああああああありがとうございますぅぅぅ!!! めちゃくちゃ嬉しいです! また新しい小説あげると思いますので、そのときはまたよろしくお願いいたします! (2017年10月2日 19時) (レス) id: 1683482e3d (このIDを非表示/違反報告)
ホタル(プロフ) - こういう系好きですうううううう!!ありがとうございます(合掌) (2017年10月2日 12時) (レス) id: e79370225b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さかな | 作者ホームページ:無気力組とシェアハウス、してみたくない?
作成日時:2017年9月23日 22時