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土曜日
部屋を綺麗にして、蒼を迎える準備もした
あとは蒼を待つだけ
そのとき携帯がぶぶっと震えた
《 今から向かう 》と書かれていた
数分後、インターホンが鳴り響く
「 …来た。 」
階段を下って玄関のドアを開ける
そこにはにこにこと笑っている蒼が立っていた
「 よ! お邪魔しまーす!! 」
「 俺の部屋来て。 」
「 おう! 」
蒼を部屋に向かい入れる
蒼は「 懐かし〜! 」と言ってベッドに横たわる
「 Aの匂いだ…。 」
と頰を赤くしながら言う
俺の顔は赤くなっているだろうから、ぷいと顔をそらした
「 ほら、さっさと始めるぞ。 服。 」
照れているのを隠すために、服に注意を向けさせる
「 あ、うん。 」
俺はクローゼットを開ける
中には黒、白、赤など様々な色の服がある
「 蒼、俺の服使う? 」
「 え、いいの? 」
「 別に大丈夫だよ。 」
「 まじか、なら使う! 」
蒼は鼻歌を歌いながら俺のクローゼットを漁る
「 気に入ったのあったら、教えて。 」
「 おう! 」
俺は机にあった雑誌を読み始めた
十五分ほど経っただろうか
「 うわ、ねぇA、見て見て。 」
名前を呼ばれ蒼に目を向ける
「 Aの服めっちゃぶかぶかなんだけど! 」
蒼は自分よりでかい俺の服を着ているため、もちろんサイズは一回りでかいようで似合っていなかった
左肩はさらけでていて、鎖骨は丸見え
しかし、これは俺の理性を切るには、十分だった
「 え…、 A…? 」
気付いた時には、俺は蒼を押し倒していた
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クラ - とっても、面白かったです (2017年9月28日 16時) (レス) id: 2a765dcfd1 (このIDを非表示/違反報告)
佳仁(プロフ) - 何回も読みたくなります!消してほしくないです (2017年8月22日 19時) (レス) id: 6bff3cee54 (このIDを非表示/違反報告)
さあさあ - 消しちゃうなんてもったいないです・・・残念です・・・ (2017年8月22日 1時) (レス) id: 1d354ecbc8 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 間に合ってよかったぁ、面白いです! (2017年8月21日 21時) (レス) id: ce8af5c15e (このIDを非表示/違反報告)
翔也(プロフ) - 三日間に間に合って良かった(´・∀・`) (2017年8月21日 15時) (レス) id: 8a71459d56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さかな | 作者ホームページ:無気力組とシェアハウス、してみたくない?
作成日時:2017年8月20日 14時