179話 ページ43
「生まれた時からずっと」
「俺の頭の上には」
「どけられない岩が置かれていた。」
レオナ寮長の声が聞こえて目を覚ます見覚えのある暗い空間。
__またここに来たのか___
すると、目の前に召使のような獣人が2人、何かを話していた。
【はぁ…第一王子のファレナ様はあんなに朗らかでいらっしゃるのに…。
何故弟であるレオナ様はあんなに気難しくしてらっしゃるのか】
【しかも、全てを砂に変えてしまう魔法なんてなんて恐ろしい……】
【2人ともやめないか!誰かに聞かれてたらどうする】
__ずっと前から言われ続けてたんだ…。そりゃ、性格ねじ曲がるわな__
「____もし俺が」
「第一王子だったら」
「きっとこう言われただろう。」
「『第一王子のレオナ様は思慮深く
強力な魔法を使いこなす魔法士だ。
能天気な弟とは大違い』と。」
「それが第二王子になっただけでコレだ」
__生まれた順番で王位継承権が決まるという話は聞かない話ではなかった__
__俺が前に見た小説でも才能は弟の方が上なのにポンコツな兄が王位を受け継ぐ話があったからだ__
「第二王子はやることなすことケチをつけられ 」
「第一王子を称えるためにダシにされる」
「どうやったってって、一番にはなれない」
場面が変わり、どこかの部屋に変わった。
どこだろう、と見ていると男の人に声が聞こえてきた。
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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月16日 2時