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160話 ページ24

〈2年B組〉
 
 

グリム「たのも〜!ラギー・ブッチはどこなんだゾ!」

ラギー「うぃーっす。……って、また君らッスか。
何度言われてもデラックスメンチカツサンドはもう返せないッスよ〜」





え、俺等そんなに食べ物にがめつい奴らだって思われてんの?

 
 
 
 
 
リドル「ラギー・ブッチ。
今学園内で起こっている選手候補連続傷害事件について聞きたい事がある」


 
 

 

ブッチ先輩の表情が崩れ、俺達を警戒する目になった。



 
 
 
ラギー「おぉっと……。
そいつぁ穏やかな話題じゃなさそーッスね」

ケイト「ちょーっと表に出てくんない?」

ラギー「わかったッスよ。だから、乱暴な真似はやめてほしいッス」

 
 
 
 
 
ケイト先輩の言い方怖っ!
目笑ってないんですけど!?

逃げれないと判断したのかブッチ先輩は耳をヘタッと垂れさせ降参のポーズをとる。
耳可愛い…

 
 
廊下に連れてきたのはいいもののどうやって聞き出そうかと考える。
こういうのは俺じゃなくて先輩達に任せた方がいいな。


 
 
 

リドル「どんなものかハッキリしないけど
ラギーにユニーク魔法を使われると厄介だ。ボクの【首をはねろ(オフ・ウィズ・ユアヘッド) 】で……」

 
ラギー「あれれ〜?リドルくん。
マジカルペンなしにそんな強い魔法を使って大丈夫ッスか?」


 
 
 
魔法をかけようとしたリドル先輩に対して余裕そうな声で話しかけるブッチ先輩。
その言葉にハッとしてリドル先輩は手元を見るが

あったはずのマジカルペンがなくなっていた。

 
 
 
 
リドル「……あ、あれ!?ボクのマジカルペンがない!」

グリム「オイ、ケイト!オマエのペンもねぇんだゾ!?」

ケイト「うそっ!マジで!?」


『まさか…』

ラギー「そのまさかっスよ」


 
 
 
 
 
ブッチ先輩の手を見ると赤い魔法石がついた2人のマジカルペンが握られていた。
盗りやがったな…!


 
 
 
 
ラギー「シシシッ!アンタら、さてはお坊ちゃん育ちッスね?
懐ガラガラ。隙ありすぎ。楽勝で盗れちゃったッス」

グリム「な!?いつの間に魔法を…!?」

ラギー「嫌ッスねぇ。こんなの魔法使わなくたって余裕ッスよ!
ってわけで、こんなとこでボコボコにされちゃたまんないんで、退散させてもらうッス!」



 
 
そう言ってブッチ先輩はマジカルペンを持ちながら廊下を走り去る。

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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月16日 2時

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