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222話 ページ37

ジャック「ふー、やっと客足が落ち着いてきたな」

フロイド「うんうん、かなりいい感じに、捌けたじゃん♪
手伝ってくれてありがとうねぇ、小エビちゃん達」

『久々にやったから思った以上に疲れたな…』


 
 

腰に手を当てフゥと息を吐くとどこからか拍手の音が聞こえてきた。
音が鳴る方に視線を向けると俺達の本命がそこに立っていた。



 
 
アズール「あれだけの混雑を捌ききるとは、見事なヘルプです」


ジャック「アズール!」

アズール「大変お待たせ致しました。VIPルームの準備ができましたので、どうぞこちらへ。
ジェイド、フロイド。お客様にお茶のご用意を」



 

「かしこまりました」と不敵な笑みを浮かべキッチンに消えていく2人。
あの2人が笑うとロクなことねぇよ…。

俺達はアーシェングロット先輩についていき奥の部屋へと通された。



 
 


__________

〈モストロ・ラウンジ VIPルーム〉




ジャック「なんだ、ここ……本当に学校内か?」

『ヒロミの八〇子リフォームかよ』

アズール「さあ、突っ立って入口を塞いでないで。奥へどうぞ」





言われるまま部屋に置かれているいかにも高そうなソファに腰かける。
うおぉ…ふかふか……




 
アズール「それで?僕に相談というのは?」
 
『単刀直入に言おう。アンタが下僕にしている生徒達の解放だ』





すると、アーシェングロット先輩は笑い始めた。




 
アズール「これはまた……突然横暴なことを仰いますね。
僕と契約した生徒、225人の解放ですって?」

ジャック「225人!?そんなに契約してやがったのか」

『此処本当に名門校だよな??』

 
アズール「今年はジェイドとフロイドが精神的に営業活動をしてくれましてねぇ。
……おかげさまで、沢山のお客様と取引させていただきました」





まぁ、あんな美味い話に釣られない奴は少ないだろうな。
実際にこれだけの人数が喰いつたんだ。

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否羅(プロフ) - ニッチさん» コメントありがとうございます!直させていただきます!! (2021年2月19日 13時) (レス) id: c95b44b0e3 (このIDを非表示/違反報告)
ニッチ(プロフ) - めちゃめちゃ面白くてずっと読ませて頂いてます!(о´∀`о)あの、指摘すいません!215でジェイドの名前がジェックになってました! (2021年2月19日 1時) (レス) id: ba83da60d5 (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - 宇琉夜ハルさん» コメントありがとうございます!!直させてもらいました!! (2021年2月18日 21時) (レス) id: c95b44b0e3 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 毎回楽しく見させてもらってます! 初めてのコメントが指摘ですみませんあの名前が217話で変換されて無いですよ!更新頑張ってください!! (2021年2月18日 19時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - チョエさん» コメントありがとうございます!面白いと言ってくださり嬉しいです!!!(嬉泣)これからもこの作品をお願いします!! (2021年2月6日 2時) (レス) id: c95b44b0e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月24日 1時

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